「ツッコミ所が多すぎてノレない」シン・ゴジラ akiさんの映画レビュー(感想・評価)
ツッコミ所が多すぎてノレない
・『ソースはネットの投稿動画』で巨大生物説を唱えて上に噛み付く人間をキレ者として描写
・第一形態のあの姿を満場一致で尻尾だと思うか?ヘビのような生き物と思う人もいるのでは?
・平成ガメラの時に既に議論になっていたけど『防衛出動』ではなく兵器使用制限なしの『鳥獣駆除』
・ゴジラが環境に適応して進化(変態)するのは分かったが、なぜ陸上に進出する必要があったのか?なぜ東京を目指すのか?
・モニターで見ただけでゴジラの動力と弱点を見抜く女、結局この段階から最終作戦の大筋が変わらない
・身長118.5mで体内で核融合をしている生物を上陸寸前まで発見できない訳がない
・最終防衛ラインを武蔵小杉に設定した根拠は?実際にはあの量の戦車を展開するのは時間的に不可能らしいが
・序盤で住民2人の為に攻撃を中止したのに、地下に避難させた住民の上でバンカーバスター攻撃
・全く汚れていないエリ、無精髭一つ生えてないのに匂うらしい矢口
・「避難とは住民の生活を奪う事だ、簡単に言ってくれるなよ」←熱核兵器=戦略核が使用される場面で何をのんきな事を言ってるんだ?
・広範囲に渡ってビーム攻撃されたのに交通網、通信網ともに全く問題なさそうな東京
・「まずは君が落ち着け」←矢口は別に「落ち着け」とは言っていないのに「が」とは?
・ハッキングの危険性があるのに物わかりが良すぎるドイツ
・コネと土下座でアッサリ待ってくれるフランス
・「先の大戦では希望的観測と決めつけが~」と言っていた矢口が発案した作戦が『新幹線爆弾、在来線爆弾攻撃後もゴジラが線路上にとどまり、体重9万2千トンのゴジラに対して爆破で重量が分散されるビルの質量攻撃が有効であり、なおかつ車両で接近可能な箇所に顔を向け、食料を必要としないゴジラが口に注入される凝固剤を素直に飲んでくれる』事を前提とした作戦
・自分にビームが当たるとは全く思っていないようにビルの屋上で悠然と構える矢口達
・冷却機能を止められると体温がマイナス196度になる?なんで外気温よりも下がるの?
・半減期20日ってものすごい勢いで崩壊してるから東京駅周辺とか超危険なんじゃないの?
CGのレベルがアサイラム作品なのでそう言う映画だと思って見られればいいのだが、作品の雰囲気がどうにもスノッブ的で製作者はB級バカ映画としての評価を望んでいないように感じられるので内容との乖離が激しい。
寅さんの出身地はなぜ葛飾柴又じゃなきゃいけないの?なぜドラえもんは猫型ロボットでなきゃ駄目なの?と言っているのと同レベルのコメント。映画の批評以前の問題。