「あ、ゴジラ。」シン・ゴジラ うらしゅーさんの映画レビュー(感想・評価)
あ、ゴジラ。
始まって早々に庵野監督ってわかるテロップにカット割りの速さ。
20代後半なので、僕らの世代で言うとゴジラはどちらかというといつも悪い怪獣を倒してくれているイメージがついてしまっていた。2014年のハリウッド版のゴジラも自然災害の脅威としながらも人間の味方である演出だった。
ただ、今回のゴジラは本当に初めて放映したゴジラのように、人間の手自らで招いた最恐の自然災害。
「あ、ゴジラ」だと改めて思わせてくれた。
初放映のような人間の醜態さを出していてくれたと思う。
少し前までゴジラというブランドの怪獣を目立たせて連作を作っていってしまったからゴジラは終わってしまったと思うし、ゴジラといえばどこか幼稚っぽいというイメージがついてしまったのだと思う。
ゴジラは元々、リアルな怪獣を使って人間を捻くった社会性のある映画だったはずなのにどこかそれがなくなってしまっていた。本当に改めてゴジラという社会性のある映画を観れて満足しました。
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