「これから観るなら是非MX4DかIMAXで。」シン・ゴジラ No-Bodyさんの映画レビュー(感想・評価)
これから観るなら是非MX4DかIMAXで。
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この作品、これまでのエンターテイメント性に溢れた「ゴジラ」映画として観ると肩透かしを食らうかも知れない。
寧ろ、総監督が庵野秀明氏だと言う事で実写版「エヴァンゲリオン」として観ると結構しっくり来ると思う。ゴジラが進化して行く様、全身から放射線光線を放つ姿はまさに“使徒”…。
で、恐らくこの作品で描きたかったテーマは、“日本の存亡に関わる大事が起きた時、日本国政府は、日本国民はどう動き対処していくのか”だと感じた。その大事の象徴として“ゴジラ”が使われたと思う。
そして、その対比として、現総理大臣役の大杉漣は本当に今風のイマイチ決断力に欠ける首相像だったし、事故によりその後を引き継いだ代行首相役の平泉成はのらりくらりしながらも決める時はきちんと決めれる…何か今後の日本国の理想的リーダー像を描いてる様な気がして、それもこの作品の1つのメッセージの様な気がした。
個人的に作品の意図や内容には納得出来たし、MX4D版で観たのでアトラクション感満載で楽しく観れた。MX4DシアターでなくてもせめてIMAX版で観れるなら是非お勧めしたい。映像や音響の迫力が段違いなので。恐らくDVDとかで観たらこの作品の魅力は半減しそう…。
とにかく、見方一つで全く違った解釈が出来る作品だと思う。賛否両論ははっきりと分かれるだろうなぁー。
(だからこれだけヒットしてるのかも知れないな…。)
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