「ゴジラ作品の地位を取り戻した作品」シン・ゴジラ コバヤシちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
ゴジラ作品の地位を取り戻した作品
かつて、1954年に公開された第1作目のゴジラは、日本人独特のアイデンティティーと質感で世界が認めた日本映画界が誇る代表的な作品だった。
しかし、そんなゴジラ作品も最終的にはVシネマ顔負けの超B級映画になり下がってしまった。
第1作目のゴジラが世界を魅了したものは、その圧倒的な存在感と恐怖にあった。
今回のシン•ゴジラは正にその地位と名誉を取り戻した作品だと思う。
シュミレーション的要素が強い作品。
テンポと緊張感の持続、恐怖、非常に良く描けてました。
派手なアクション描けばいいって物でもない。
ハリウッド版の違和感を払拭してくれた。
人間の心情に重きを置いた重厚なエンターテインメント作品。
同時に今の日本へのアンチテーゼでもある、良質な日本映画だった。
見応え十分。
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