「違うな！」シン・ゴジラ　hiroshiさんの映画レビュー（感想・評価）

【コメント内にネタバレ含みます。閲覧ご注意ください】 2/2

長いですがもう少しだけ続きます。

もしかしたら僕は、ゴジラというキャラクターそのもの
への愛着が、他の方々より薄いのかもしれません。
ですがこの作品は、
社会性の強いスピーディなサスペンス映画として、
3.11後の日本に希望を与える重要な物語として、
今一度、特撮があくまで物語を伝える手段
だった時代の『面白い日本映画』として、
ゴジラを復活させようと試みてくれた。
その試みが成功したかはまた賛否ある所ですが、僕には、
日本人全員にとってゴジラがいかに巨大で複合的で
象徴的な存在かを改めてスクリーンに叩き付け、
ゴジラも日本もまだ終わっちゃいないと叫んでくれた
気がした。僕はそれが嬉しかったんだと思います。

バカみたく長々と書いてしまい申し訳ないですが……
しっかり気持ちを説明せずにいられない面倒な質なので、
どうかお許しください。

hiroshiさんにとって今回のゴジラが納得のゆくもので
無かった事は非常に残念でした。けれど今回のヒット
と賛否両論がうまい方向に転べば、近い内に日本の
ゴジラが、また違った形で制作されるかもしれません。
その時こそ、お互い納得できる形でゴジラが
復活してくれる事を楽しみにしていましょう。

ところで、僕の初鑑賞は『vsキングギドラ』から
なので若輩者もいいとこなのですが、hiroshiさんは
『キングコング対ゴジラ』からということですよね？
リアルタイムで観られたなんて死ぬほど羨ましい……。
次のハリウッド版ゴジラは『vs kingkong』になる
との噂ですが……期待半分、不安半分……ですかね……。

【コメント内にネタバレ含みます。閲覧ご注意ください】 1/2

hiroshiさん、浮遊きびなごです。
ご返信、大変ありがとうございました。

コメントを受けて色々と考えていたのですが、
やたら長文になった上に返信も遅くなってしまい……
申し訳ないです。

シン・ゴジラという生き物から怒りや悲しみ等の
感情が読み取れなかったのは、僕も同じでした。
読み取れないだけで腹に抱えるものがあるのか、
いややはりそもそも無いのか、判然としません。
仰られる通り、その感情だけはどこかで
はっきり見せてほしかった気もします。
僕自身、ゴジラの悲劇的なキャラクターそして
ヒロイックで少し愛嬌ある姿が好きだからです。

それでも僕が本作をポジティヴに捉えたのは、
今思い返せばあの牧博士が理由でした。
写真のみでの登場にも関わらず、あの老人の
言動は未だに僕の頭を離れてくれずにいます。
彼がシン・ゴジラの襲撃にどこまで関わったのか、
明確な解を出せるほどの情報は明かされません。
しかし彼は、シン・ゴジラが日本を襲う事を知って
いながら、それを黙認した。これはもう間違いない。

僕はここで今回のシン・ゴジラをこう捉えました。
放射能の恐怖を忘れ、放射能を生み続けた人類を、
日本を恨み続けた者の激しい憎悪、その代弁者。

シン・ゴジラそれ自体の感情は読めませんが、
シン・ゴジラに作り手が込めたメッセージ自体は
従来の姿勢を貫いていると、ここで僕は感じました。
ゴジラが人智を越えた災厄ならば意志疎通の余地など
一切無いだろう。姿形を含め、今回はゴジラを徹底的に
恐ろしく不気味に描こうと作り手は考えたのだろう。
それでもどうにか『憎悪』を表現するならーー
そんな論理で作り手が考えたかは分かりません。
ですが、少なくとも僕が初鑑賞時にシン・ゴジラを
ゴジラとして許容したのは、そんな思考からです。

コメントありがとうございます(´v`)
ほんとに残念でした(´-﹏-`；)
従来のゴジラのイメージを捨てて今回のゴジラを見れば素晴らしい物になったのかもしれたいですが、どうしてもあの素晴らしい従来のゴジラと比較してしまってシンゴジラを受け入れる事ができませんでした

hiroshiさん、遅れましたがコメントありがとうございました
日を追うごとに増え続けるレビューの数々、その中で前半に位置する私の暴言連発レビュー(笑
見つけていただき、さらには共感し、コメントをそえていただけて幸いです

今回も多々暴言を撒き散らしますが(笑

今回のように「化物」としか言いようの無い東京を襲う謎の生物を「ゴジラ」と言われ
ましてあれが「神・ゴジラ」と明記されるだけで、はらわた煮えくりかえる思いです

間違っていたら申し訳ないのですがhiroshiさんの中の「ゴジラ」は
vsシリーズがメインでしょうか？
遅くなりましたが、私のゴジラの主軸は「vsシリーズ」です(笑

我々のようなゴジラファンにとって、ある種の「理想のゴジラ」が
どうしても心の中にあるんですよね
そこをピンポイントで「けなされた」と感じると血液が沸騰し
「やるきスイッチ」が入ってしまい暴言が飛び出す始末(笑
「やるきスイッチ」を別方向へむけられれば良いのですが
まだまだ幼稚な子供のようです

しかしながら今回のゴジラ、評価が高いゴジラファンも多数います
柔軟にゴジラを受け入れ純粋に楽しめる、羨ましい限りです
↑今の一言は「I ♡ MOVIEさん」の受け売りなのですが(笑
私もこんなに頭が固くなければ、柔軟にもっとゴジラ映画一つ一つを愛せるのですが
楽しめる本数が少ない分、本当に羨ましいと感じました

むしろ今回の映画に憤りを感じるファンは絶滅種に近い！
そんな絶滅種の意見、賛同いただけて幸いです
私もアナタのレビューを拝読しゴジラ愛を感じとれて幸せです

今回の映画で私と似た価値観のファンの方も少なからずいるのだと
映画を通し、ネットを通し共感できて、幸せに感じてます
映画が酷評な分、この嬉しい出会いを奇妙に感じますが
一期一会、純粋に幸せと捉えています
重ねて申しますがコメントありがとうございました

長々と長文、失礼しました
最後になりましたが反対意見の皆様、不快な点が多々あったと思いますが
ここまで読んで下さりありがとうございました

hiroshiさん、
浮遊きびなごと申します。

『シン・ゴジラ』へのコメントですが……仰る通りです。
読み直してみると実に恥ずかしい限りですが、
自分の考えとかけ離れているレビューに対して
文句を付けすぎています。それこそ自分が書いた
「怒り任せのレビュアー」とまるで変わらないですね。
特にhiroshiさんは古き良き特撮作品を愛している方と
お見受けします。それを「偏っている」と断じたのは
非常に失礼でした。大変申し訳ございません。
その部分を削除して他人様の目に触れないよう
にするのも虫が良すぎる話なので、今後の反省も兼ねて
その部分は自分宛のコメントとして残させてください。

ただ、「他人が心血注いで作ったものを10 20文字で
馬鹿にするなど恥を知れ」という部分については、
例え自分がお金を払ったものだとしても、誰かが
真剣に造ったものを評価する際の最低限の流儀だと
考えています。そこだけはご了承ください。
大変失礼致しました。

違いますね！
何もかもが違う。脚本も演技も何よりゴジラも。

下顎パッカーンからのレーザーとエヴァのBGMだけはやめてほしかったですね。

造形は得たいの知れない禍々しい感じは個人的には好きです
作品ごとに造形は違う訳だし好き嫌いは人それぞれだからいいんじゃないでしょうか