「偉大なる失敗作」シン・ゴジラ じくろうさんの映画レビュー(感想・評価)
偉大なる失敗作
プロット、脚本、CG、特撮など個々に見ていけば、日本映画のトップクラスといっていいと思う。
でも、全体を通して見ると、何だかおかしい。これは、実写で良かったのか、アニメの方が明らかに後世に残る傑作になったんじゃないだろうか。
まるで、ガメラのでない、平成版ガメラを見てる感覚。
ゴジラがまるで自然災害的に描かれるのは、良しとしても、それらに翻弄される市政の人々が、全然出てこない(ネット上にはでてくるが)で、政府の災害マニュアルに成り下がっている。リアルの追求もよいが、現実の地震、台風災害の報道をなぞっているようにしか感じられない。
映画館でわざわざ、緊急災害特別報道を見せられてるとしか思えない。
庵野監督、アニメで作り直してください。と、言いたい。
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