「日本人のゴジラ愛に感動」シン・ゴジラ greenさんの映画レビュー(感想・評価)
日本人のゴジラ愛に感動
ゴジラを見て育った私は、今作に大いに期待し、感動を独り占めしたいと思いレイトショーにて鑑賞しました。
このゴジラは、今までのゴジラではありません。それははっきりと言えます。
しかし、ゴジラの根底にある、圧倒的な恐怖をこれでもかとたたきつけられます。
ゴジラが東京を文字通り焼くシーンでは「こんなのいいの?」と、ものすごく他人事のような、それでいて身近な、かつて震災の津波の映像を見たときのようなどうしようもなさが心を支配しました。この感覚は、かつてのゴジラでも味わったことはありません。
震えました。
子供には難しいでしょう。セリフは聞き取るのも理解するのも難解です。
でもそれをゴジラを取り巻くただの雰囲気としてしまうだけの力が今作にはあります。
子供だから、内容が難しいからという理由で見ないのはあまりにも惜しい。
とにかく、ゴジラが圧倒的すぎるのです。
自分はゴジラが好きなんだと、改めて感じさせてくれる作品でした。
みなさんの感想も知りたいと思い、拝見しましたが、ものの見事に真っ二つですね。
でもこれが新しいものに対する評価の在り方だと思います。
そして何より目を引いたのが、低評価の方の意見。多くの方がそれぞれの見方でゴジラを愛している。ゴジラはこの国に根付いているのだと強く思いました。
同じゴジラを愛する方々がこんなにもいるのだと嬉しく思います。
ゴジラを生み、育ててこられた方々を心から尊敬します。
素晴らしい作品です。
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