「実写版エヴァンゲリヲン。」シン・ゴジラ 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
実写版エヴァンゲリヲン。
「邦画として現時点で望み得る限り最高峰の一本。」
8/5 TOHO浜松にて再見。
改めて邦画として現時点で望み得る限り最高峰と思える一本。
色々と細かい難はあれども(女ルー大柴はやはり受け入れがたいが)。
「ミサイル一発撃つのにも、こんなに大変」
という点を描いていたリアリティが、やはり自分には大きく響いた。
出番が多くはないゴジさんも、圧倒的な破壊神ぶりで絶望的で良かったと思う。
掌が上向きなのは気になったけれど。
歴史あるゴジラ×人気監督。
観客それぞれ思い入れはあるだろうけれど。
素直に目の前の衝撃を楽しんだほうが得だと思う作品。
まぁ自分の頭が押しなべて悪いのもあるのだけれども…
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庵野監督による「実写版ヱヴァンゲリヲンじゃないか!」の一本。
それが良いかどうかは別として、やり切った所が自分には堪らなかった。
人類の手に余り過ぎる超大な災厄と、それでも何とかしようと足掻き解決策を模索する人類の群れとしての反撃。
突拍子もない化学兵器が出てこない所、自衛隊の活躍がまた堪らない。
ただチェンジを希望したいところが3点。
女ルー大柴、主演、主演の補佐役。
●石原さとみ氏個人は嫌いではないのだが、この役は設定的にあり得ないし、うまく話そうとして逆に不自然なイングリッシュもウザったくて邪魔。
仮にも一国の代表としてやってきて、この無礼さは国辱・戦争ものだよ。
ちゃんと英語の話せるネイティブ異人種を据えたほうが、まだ自然。
●主演の長谷川博己氏、演技に文句は無いけれど、同い年として「顔に説得力がなさすぎる」のは前々から気になっていた点。
主役を張るには軽薄で、説得力が無い、野心の塊政治家に見えないし、命を預けたくない。
「正直、服も部屋も臭います」のわりに無精髭もなくツルツルなのも失笑。
竹ノ内氏と役を入れ替えていたら。
●これは申し訳ないのだが…高良健吾氏。
貴方はもうどの役をやってもお顔が浮きすぎます。
作中で馴染まず全くの異物感満載、借り物のパンダのようになっている。
やはり役者としての説得力が足らないということなのだろうか。
満点は点けるが、そこだけが残念な作品。