「神(話)・ゴジラ、神話になれ!」シン・ゴジラ seigo0814さんの映画レビュー(感想・評価)
神(話)・ゴジラ、神話になれ!
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弐回観ても謎は残るばかりです。
庵野秀明監督の作品なので今に始まったことではありませんが、しばらく頭を悩ますことになりそうです。
最大の謎は東京湾羽田沖のプレジャーボートに折鶴と宮沢賢治の「春と修羅」を残して消えてしまった牧教授は何処に消えてしまったのかです。それと「私は好きにした、君らも好きにしろ」という言葉です。
牧教授は一体全体何を好きにしたのだろうか?
海に浮かぶ船の中に牧教授はいないということは海にいるとしか考えられません。自殺してしまったのでしょうか。
それとも自分を生贄にして妻の復讐のために第二形態ゴジラを東京湾に誘き寄せたのでしょうか。
ラストシーンで第四形態ゴジラの尻尾に確認できるのは人間の姿によく似た小型ゴジラ?第五形態であり、何かしらの方法で人間のDNAがゴジラ内部に浸入していることが伺えます。それは誰のDNAなのか?第二形態で路上を移動している際に取り入れた人なのか、それとも牧教授自身なのか?そこは未だに謎です。
第五形態は第四形態ゴジラが分身して小型ゴジラに進化する過程があることはどうも確かなようです。
例えが悪いですが3.11と福島原発事故が発生していなれば、シン・ゴジラは生まれなかったのかもしれません。
様々なユーモアもあり、Evaの音楽もあり、考えさせられる場面・台詞があり、観方を変えて楽しめる作品だと思います。
スクラップ・アンド・ビルト、それは映画自体のことをいっているのかもしれません。
パンフレット購入済、音楽集購入済、DVD・BRが発売されれば当然購入する予定です。
多分、劇場では気付かないことがまだ多数あるはずです。
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