「日本版ゴジラ映画の延命」シン・ゴジラ liskyさんの映画レビュー(感想・評価)
日本版ゴジラ映画の延命
クリックして本文を読む
2014年のハリウッド版ゴジラを見た時に「ハリウッドが本気出して、200億円も制作費出してゴジラ映画を作ったら、もう日本ではゴジラ映画なんて作れないのでは?」と思いました。つまり「日本版ゴジラの終焉」と思ってました。
しかし、それは間違いでした、すいませんでした。
予算も技術もハリウッドに比べれば、日本のそれはおそらく及ばない。しかし、日本には日本の「ゴジラ映画のやり方」がある!
シン・ゴジラをもって、日本版ゴジラ映画はまだ終わっていない、と。日本版ゴジラ映画の寿命はまだある、と感じました。
シン・ゴジラは「日本人こそ」感じるものがある映画がと思います。
まず「ああ、良いなぁ」と思ったのが字幕がすべて明朝体であること!コレですよ、日本の怪獣映画は。
そしてその字幕で表される、登場人物の肩書きの長いこと長いこと。国難にも関わらず官邸の人々はただただ、手続き、縦割り、面子の会議を繰り返している。残念ながらこれが「日本」なのでしょう。
日本人以外の人が観れば「なにをぐだぐたやってんだ?ゴジラ来てんだからすぐ撃てよ」と思うかも知れません。
日本を写した素晴らしい怪獣映画です。
コメントする