劇場公開日 2016年1月23日

「未来永劫。」信長協奏曲(ノブナガコンツェルト) ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5未来永劫。

2016年2月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

幸せ

ドラマ版をずっと見ていたので、続編だという映画版も観に行った。
原作はコミックなのだが読んだことはない、でもドラマ版を見れば
あーこれ漫画だろうな^^;とすぐに分かる。随所にギャグや現代劇を
仕込みながら歴史を曲げることなく(その間にフィクションを大胆に
加えて)進んでいく物語に、この先どうなるんだろうと釘付けになる。
そもそもタイムスリップしたサブローがおバカなまで歴史を知らず、
自身が本能寺で暗殺されることもギリギリまで知らない(まぁ教科書
が破られたしね)というのもあり、二役となった信長がその後どんな
運命を辿るんだろうと、ドラマファンでなくともドキドキする展開。
入れ替わったサブロー信長が一体どうなってしまうのか、が心配で…
結果。ドラマを見始めた頃からサブローはいつか現代に戻るはずだと
思っていたのでラストは予想通りだったが、高校生のままで戻るのか
と思ったら違っていた。さらに後半の、斬首までのドキドキから解放
されてホッとした現代でのやりとりが蛇足に思えてどうしようもない。
サブローが託された未来は皆が待ち望んだ平和になっただろうか、と
考えさせるあたりで終わらせるのは(まだ原作は続いているようだし)
いいとして、う~ん…感動が減っていく~なんてつい思ってしまった。
小栗二役の光秀、山田の秀吉など、そうくるか!という脚本に乗って
非情なまでに振舞う演技はも~絶品。あれが事実だったら!?と思う。

(しかし家康が登場するだけで劇場が大笑い^^;さすがハマちゃん!?)

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ハチコ