バケモノの子のレビュー・感想・評価
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途中までよかったのに…
終盤前まではとても面白いと思って観ていたが…結局は力vs力かい!
一郎彦の心の闇を救うなら武術じゃなくて心のケアをするのが妥当だろう。
また一郎彦は闇と化するぞ! 何の解決にもなりやしない!
この他にもチコの存在、母親の幻、声優選びなど疑問点ばかり。
監督の遊び心なのだろうか? だとしても納得いかないそんなアニメ映画。
面白かったけどいまいちかな
最初、渋天街に入り込んだ時の雰囲気や、カメラワーク(?)人ごみとか建物をバァーっと行く感じのところが千と千尋の神隠しの世界観にすごく似ていました。何かリスペストしてるとか意味があるのでしたらどなたか教えて頂きたいです!!
声優さんについては前のレビューした方がおっしやってることそのままで、声を聞くと俳優さんの顔が出てきちゃうような。。。
物語は、色んな要素が詰まり過ぎてて、とにかく薄く広く、って感じだったのが残念だったかなあと。楓とかなんだか薄っぺらいキャラクターに感じてしまいました。もうちょっと人間像の描写があったらいいのかなとか思いました。。話ずれますがなんとか彦が白目になって腕が巨大化したときはゲド戦記のクモを思い出しました。あれ本当キモいですよね。
こんなこと言いましたががっつり2回くらい泣かせていただきました。細田監督のセリフの言い回しは素敵です。グッとくる場面がいくつもありました。少年期が面白かったです。
愛すべき熊徹
おおかみこども……が私としてはあまりハマらなかったので今回はどうかな、と思ってたんだけど、バケモノの子は一度も飽きることなく集中して、時には笑ったり涙したりして、本当にあっという間で楽しく観ることができました。
人間の心には何かしらの闇が宿ってて、それを成長させて飲み込まれてしまうのではなく、闇を抱えながらも、自分だけじゃないからこそ周りの人と支え合って一緒に成長していこう、というメッセージを感じました。
ともすると、色んな情報が飛び交って闇に引きずられてしまいがちな世の中。それに打ち勝つための胸の中の剣(信念)に熊徹がなってくれたことに感動。
泣けるだけじゃなく要所にユーモアたっぷりで、とっても楽しめる作品です。
細田守監督の今後の作品もとても楽しみになりました!
クマテツのようになりたい。
クマテツがとにかくカッコ良い。
直情的だけど人情味に溢れてて。そして真っ直ぐに強くて。
最近の邦画では、クマテツのようなキャラクターがあまり描かれていない気がする。
男はつらいよの寅さんや、七人の侍の菊千代など。
暑苦しくてカッコ悪いところも多いけど、実は人間として最高に魅力的。
そんなクマテツのようなキャラクターを見ると、いつも心温まるし、自分もそのような人間であれたらなあとか思う。
一番の感動場面は、
クマテツが最後に、九太のために刀神への転生を即決するところ。ああ、アツい。泣けた。
こんなにも素晴らしい日本のアニメ映画が、これからもどんどん作られていって欲しいと願う。
演出120点なのに全体として70点の作品。
細田守作品は時かけ、サマーウォーズ、おおかみこどもに続いて4作目の鑑賞。鑑賞後バケモノの子展も見てきました。
まずひたすらに絵と音響効果、BGMとのリンクが素晴らしい。絵コンテがバケモノの子展に展示されていましたが、細田守さんのこの2点への拘りには脱帽でした。音響効果を味わう為だけでも、映画館で見る価値があると感じました。キャラクターの動きや表情、場面の雰囲気の作り方が非常に秀逸で、画面に惹きこまれました。
しかしそれだけ集中して見ているにも関わらず、物語後半に行くに従ってストーリーや脚本のアラが目立つようになり非常に残念でした。特にヒロインの楓の存在意義がわからない。前半のバケモノの世界でのストーリーが非常にわかりやすく「強くなる!」という目標に向かって動いているのに、後半でストーリーの筋がすり替えられているように感じてしまいました。しかも最終的にバケモノの世界をあっさり捨て、喧嘩していた父親との確執もいつの間にか解消し、人間なのにいつの間にか諸々の状況を完璧に察した楓はバケモノの世界に来て「九太を支えた人」とよばれる……結局楓は何をしたのか?前半でバケモノの世界を好きになった人ほど、後半の無理矢理なストーリー展開に納得いかないのではないでしょうか。
後半、説明的な台詞が増え、不自然で長い説教台詞が多かったことにストレスを感じざるを得ませんでした。特に九太が一郎彦の心の闇を吸収して?という計画の伏線がないので唐突すぎて感動できませんでした。さらに楓のキャラクターや蓮への思い、蓮の楓への思いがあまり描かれないまま、楓の抱えていることをこれまた長台詞で説明したり、一郎彦に説教をするシーンは「なんでこの子なの?」という感想で興醒めでした。
全体的に、張ってある伏線は丸見えで不自然だし、張っておいてほしかった伏線はなくて唐突な展開についていけない、といった印象でした。ただ場面場面の楽しさ、迫力は素晴らしいものだったので、細かいことを考えなければ勢いで感動し涙も出るかもしれません。
繰り返しますが細田守さんの映像演出は素晴らしいものなので、今後は原作のあるものを作るか、有能な脚本家とタッグを組んで作品を作るのがいいのではないでしょうか。
(´・Д・)」もう一息なのにな。
キュウタと熊鉄が出会って師弟関係になるまでの展開に無理があるような気がしましたし、キュウタが強くなっていく過程が今ひとつで、剣術の旅に出るシーンもいらない感じがしました。もっと人間界とリンクした話にすれば良かったような気がします。
しかしながら役所広司の演じる熊鉄はとても魅力的でこんなこんな頑固ジジイになりたいと思いましたし、豚の妖怪と猿の妖怪、リリーフランキーがいい味を出していました。キュウタと熊鉄が最後にとった行動は一人の人間が青年から大人になる過程のことであり、熊鉄はキュウタの親同然であることを強く感じさせてくれました。いい映画だったと思いますが前作の『おおかみこども、、、』は確実に越えていないと思います。次作期待を込めての星3つです。
ストーリーというか設定に粗が多い
2015/08/14、川崎チネチッタで鑑賞。
物語はわかりやすく、退屈もせずに楽しめたんですが、設定に、ん?と思う粗が多くて素直に感動できなかった。
例えば熊徹が一人でいじけている九太を気に入った理由がわからないし、九太が見よう見まねで他人の動きを先読みする極意を身につける過程が都合良すぎるし、一郎彦が心の闇を暴走させる理由も見た目が親兄弟と違うだけでは弱い。
一郎彦が闇を暴走させている間、父親で責任感の強い猪王山は何をしていたのか、人間の少年に丸投げか?宗師が神様になれる権利って簡単に人に譲れるほど軽いものなのか?
この辺が気になって素直に感動できなかった。
あと、九太の少年期の声の宮崎あおいは男の子の声に聞こえなかった。どう聞いても女の子の声。ミスキャスト。
全体的には素晴らしいです!でも惜しい!
タイトルにある通り、前半はとてもよかった。
蓮(九太)と熊徹との出会い、修行、そして互いの成長。
見てて『もっと続きが見たい!』と思えましたし、テンポも良かったです。
私的には、なので実際はどうかわかりませんが。笑
しかし物語半ばから終盤までの流れが少し気になる所が出始め、
前半は没頭していたところを、
少し離れた距離から見てるように感じ始めました。
まず、一郎彦の存在。
最後にいわゆる『ラスボス』になるなら、もう少し前半に主人公との絡みを増やしといた方が良かった気がします。
そして楓の存在。
実際ヒロインは必要だと思うし、良いキャラだと思うんですが、少しピックアップしすぎな気がしました。
終盤に良いセリフを言ったりするんですが、熊徹や、本当の父親に言わせた方がいいような気もします。
いや、本当に良い映画なんですけどね!
そんなに色々考えずに見たら普通に楽しめる作品だと思います!
レビュー慣れしてない、稚拙な文章を読んでいただきありがとうございました!
惜しい!
舞台やテーマは良いと思うのだが、随所随所雑に感じる。
一郎彦をラスボスにするなら幼少期にもう少し主人公と関わらせても良かったのではないか?せめて幼少期の二郎丸と主人公の交流シーンに一郎彦を混ぜ込むだけでもいいので、彼の心の闇と主人公との対比をもう一押し描いて欲しかった。ラストの暴走で、変化した鯨に牙が生えさせるなど細かいこだわりを感じる点もあったので残念。重要な役回りをさせた割には見る側の想像に頼る部分が多い印象。そもそも本を読ませて白鯨につなげたのは強引だったような、主人公と白鯨に関する会話をさせる、などの前置きでもあったなら気にならなかった。そもそも字が読めたのは何故。
ヒロインの周りも残念だった印象。元々この監督のヒロイン像は好みじゃなく今回も合わなかったのだがそれ依然にヒロインが物語に過剰に関わりすぎているのではないかね。ボーイミーツガールが主軸なら正しいだろうが、父と子がメインテーマなら、随所随所ヒロインではなく主人公か熊徹、本当の父親などに言わせたほうが・・・・・・と感じる台詞が多かった(ラストの地下鉄シーン、一郎彦への説教は特に)。ヒロインの役割を人間界と主人公の架け橋、心の闇を受け入れる存在くらいに定めてくれれば過剰感は和らいだと思う。主人公の心情面の表現も、ヒロインの関わりや言動に隠れていて、成人してからの主人公の心の変化がわかりづらい気がした。
他にも熊徹が心の剣になるくだりやラストシーンは感動的なのに説明不足なせいで、涙をこらえながらもなんでそうなった?が頭に浮かぶ。惜しい。自分の物分りが悪いせいならごめんなさい。でもよくわからなかった。何であの剣でぶった切ったら一郎彦は助かったのだ??主人公切るとき躊躇い無さ過ぎるだろ。というかあのあたりの主人公や熊徹、ヒロインの状況把握能力が高すぎて、見ているほうはついていけなかったぞ。
そういえばバケモノ界と人間界が簡単に行き来可能っぽいのに、ラストで主人公が二度とバケモノ界に行くことはなかったという結論はバケモノ界に愛着が出てきていた自分としては残念だった。
人生の半分近く世話になった世界をあんなあっさり置いていけるのかなあ、と寂しい気分になってしまう。もう少しどっちで生きていくか悩んだり、人間界、バケモノ界への愛着なんかがあれば良いのに。(父親とのやりとりがそれならわかり辛かったな)せめて人間界に戻ってくる主人公が後ろを振り返りそうになるくらいの軽い演出でも良いので主人公とバケモノ世界との繋がりを一目瞭然でみせてくれても……ここまでくると完全に好みですね。
難癖ばかり並べてしまったが面白かったです。俳優の方たちの熱演に、愛らしいキャラクターたち、説明が少なくても勢いで楽しめるストーリーに、良い音楽、鯨をはじめとする映像の美しさ。夏休みにふっと観るにはもってこいのアニメーション作品。ただもう少し、もう一押しあったらめちゃくちゃ面白くなりそうなのに!つまり惜しい!!
そんな映画でした。
やっぱりサイコー!!
最初この作品のことを知った時は、細田監督の作品だけど、少し残念な気持ちになりました。
だけど実際に見たら、細田監督の作品の中で一番好きな作品になりました!
心の闇っていうのに少し共感できたし、家族の暖かみを知ることが出来る作品だと思います。
父子で見ることをオススメします!
感慨深いものがあると思います!
心の剣 感動した クマテツがあいつは一人で何でも出来ると思ってるけ...
心の剣 感動した
クマテツがあいつは一人で何でも出来ると思ってるけど誰かがいねぇとだめだってセリフすきや!
面白かった!きゅうた人間のくせに強すぎない?バケモノたちが人間レベ...
面白かった!きゅうた人間のくせに強すぎない?バケモノたちが人間レベルってことかな。最後結局人間という名のバケモノバトルでしたね。役所広司のくまてつの声よかった!
いつも胸の中に。
描かれている街同様にとてもパラレルな世界観が満載の物語。
体験したことはないが、あり得そうな事象にとても惹かれる。
ビルの脇道をクネクネ歩くと入口登場なんてファンタジーだし、
のちに行ったり来たりすることになる九太の運命の分かれ道が
ここにあることが明示され、知力や体力や精神力を成長させて
いく子供たちが必ず通るだろう迷い道になっているのが面白い。
母親が死に独りぼっちになった少年は、ある日バケモノである
熊徹と出逢い(反発しながらも)弟子入りをする。大人のくせに
悪ガキにしか見えない精神性の低い師匠(父親)に辟易しながらも
次第に心を通わせ、互いに独りぼっちだった寂しさを埋めていく。
確かに男の子が子供の頃はスポーツで体力をつけさせようという
親が多い。そして子供の方も親が喜ぶのが自信に繋がりどんどん
技能を開花させたりするものだが、時期がくると子供自身が自分
の方向性と向き合うようになり、続けるか辞めるかのような選択
を勝手に行うようになる(これも自立だよね)。今まで言うことを
聞いていた子供がなんで突然に?なんてワナワナする親を尻目に、
子供はどんどん自分の世界を構築していく。あぁ、もう子供じゃ
ないんだこの子は。という寂しさを味わった体験を、その通りに
表現しているような気がした。子供がどんな風に成長し、その後
親とどんな風に向き合うかを(定石通りに)じっくりと描いている。
SFとカンフーと名作が入り混じった独特の感性と美術が見事で、
アクションもドラマも楽しめるところが相変らず上手いと思った。
声優陣も有名俳優を使っているので冒頭顔がチラチラするのだが、
あとは気にならない。熊徹は顔までソックリで笑えるし、両脇を
固めるリリーや大泉も面白い。特筆は人間界の少女・楓を演じた
広瀬すずで、あまりの声の安定感に驚いた。声優もできるのねー。
(バケモノが単純で人間が複雑という描き分けは妙に説得力あり)
まさかの。
まず、九太の成長に心を奪われました。
熊鉄もそれとともに成長していき、本物の親にしか見えませんでした。
最後に熊鉄が心の剣に変わった時は涙で溢れました。
最初はあんなに乱暴だった熊鉄がたくさんの年月を九太と過ごしたからこその剣に変わったのかな。と思いました。
とりあえず、
話はまとまりませんが是非オススメです。
一つダメ?といったら失礼ですが嫌だった所といえば、広瀬すずを声優に持ってきたところですなね。
初めてだというのもありますけれど、少しカタコトで声のはぎれがよすぎでした。
棒読みに少し感情つけた感じにも聞こえました。
けれど、熊鉄の役所広司さんは似合いすぎて素晴らしかったです!
久々に充実した映画を観ることが出来てよかったです!
期待が大きすぎた
最後のクライマックスが
よくある、巨大化系、大騒ぎの展開だけど
その舞台が渋谷でリアルだった。
ラストバトルの舞台が渋谷ってとこが良いなーと思いましたけど、
他は、微妙です。細田さん作品はテレビサイズかなーって思いました。
サマーうぉーずもテレビで見た方が面白かった。
ちょっと寂しい
きゅーたと共に成長する熊徹のはなし!
熊徹がカッコ悪いんだけど、カッコいいんです。導師もいいキャラしてました。
見所はといえば、やっぱりアクション!
音楽も演出も美しい。
心情描写的にはおおかみこどもの方が良かったかなぁ。
最後バケモノの世界を後にする蓮にちょっと寂しい気持ちが………確かに熊徹がいなくなったし、もう帰る場所ではないのだろうけれど。
親離れしていく子供を見るのはこんな気持ちかなー。
野暮な奴には…
細かい部分まで考えてしまう人には、スッキリしない作品でした。
序盤にある炎の映像、細かな街並等、映像だけで心震えるものがありました。序盤はすごくストーリーにひきこまれました。
しかし、疑問に思う部分もいくつかありました。
・なぜ一郎彦は「鯨」の文字が読めたのか。また鯨になることができたのか。(これは能力というより、一郎彦が鯨を知っていて、それに変化することができたことに対して)
・ヒロインの超速理解と順応性
・ヒロインが最後にバケモノの世界に来たこと
あとは、悲しいけれど、頑張っていこう!なハッピーエンド感がありますが、一人残された一郎彦は、人間であること、闇に呑まれたこと、禁忌をおかしたことからこれからどうなるのか、というのとを考えると本当にハッピーエンドなのか…と考えてしまいます。
野暮な奴には少しもやっとする映画でした。
ストーリーとは別に、声優として活躍される方と俳優の方が声優は上手い下手は別として、うまく混じらないなぁと感じる部分がありました。役所さんの演技は好きですし、一郎彦役の宮野さんの演技も好きですが、種類が違うというか…。
面白かったけど・・・
面白かったけど9歳の頃だけ、9歳のころはシンプルでわかりやすかったのに17歳になってから詰め込みすぎてよくわからなかった。正直楓とか勉強とかがいらない、人間界での話は父さんとか家族関係でよかった。
一郎彦の登場が少なかったからなんでそんな怒ってんの?とか
なぜ人間界で戦ってるの?とか
一郎彦を胸の穴に取り込んで一緒に~とか
最後なんの疑問もなく渋天街にきちゃう楓とか
ほんとによくわからなかった。
絵や演出が良かったのに少し残念だった。
心の強さとは何か
私は、この映画で監督が描きたかったものは心の強さだと思う。
楓の台詞にもあるように、バケモノに育てられようとも人間に育てられようとも誰しも劣等感や復讐心、虚栄心といった劇中で言う心の闇を大なり小なり抱えて生きている。
蓮の心の闇は、自分が母親を亡くした後、居場所を奪った親戚や父親への憎悪であったのだろう。しかしながらバケモノの熊徹に弟子入りすることでそのような心の闇に打ち勝つ強さを身につけていく。劇中では楓の御守りが心の闇を抑える鍵となっていたが、意味を自分で見出し心身ともに鍛錬を積んだ蓮だからこそ本当の心の強さを磨けたのではないだろうか。
劇中に出てくる小説「白鯨」では復讐心に囚われたエイハブ船長の心の闇こそがモビーディックという鯨であり、エンドロールに出てくる山月記では李徴のプライドこそが猛虎であると監督は考えたのではないだろうか。このようなかなり高尚なテーマを八百万の神が剣に宿るというような日本古来のバケモノや物の怪というツールで描く発想が素晴らしかったと思う。
対子供には、美しい映像と笑える場面、魅力的なキャラクターで飽きさせない工夫もあり間延びもせずテンポもよかった。ただ他の方のレビューにもあるように、一郎丸の心の闇の深さについて少し掘り下げが少なかったように感じた。彼は人間の親こそいないものの、バケモノの親には愛されていたはずである。無論自らがバケモノではないと気付いた際の悲しみ、疎外感は彼の心を傷付けたに違いないが、その感情があれほどの闇に育つ描写や伏線が少なかった気がする。
熊徹が炎を纏った剣になる映像(なんとなく草薙の剣のようなイメージでとてもかっこよかった!)や鯨が渋谷を泳ぐ描写は圧巻であり、映像とテーマは全体的に申し分ないものだと感じた。伏線の回収も素晴らしかった。
音楽だけは、例えば同監督のオオカミこどもと比較すると、それほど心に残るものがなく、そこについて☆をマイナス1と考えた。何度か見ないと分からない点もありそうなので、是非また見たい。
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