バケモノの子のレビュー・感想・評価
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深さと余韻が。。。
凡作
巷にありふれているバトルファンタジーの典型を終始外れない・・。終盤の街中での超能力バトルも、アメコミブームからの流行りに乗ったどっかで観たことある映像で退屈・・・(勿論劇場用作品だけあって時間かけた分のクオリティではある)。
前半も劇場予告一度観たら事足りる。これは前作の時も思ったことだけど・・。
ただ途中から全体の1/3くらい寝てしまったので、もしかしたらその間に観衆の度肝を抜きまくる凄まじく面白い展開が繰り広げていたのかもしれません。
もちろんいいところはいっぱい
でも細田作品で自分が一番乗れなかったのも事実。
あいかわらず企画が素晴らしい。
作画やデザインもさすが。一瞬しか映らなかった各バケモノの街の外観がなんて魅力的だったことか!
実の父親が蓮を思い出す演出もいい。蓮が左にフレームアウトした直後、同じ左側からフレームインしてきた子供たちが父親の横を通りすぎた瞬間に気付くのは画的に説得力がある。
問題はそういう言葉に頼らない演出とは裏腹に説明台詞があまりに多かったこと。
「お母さんは事故で亡くなったんだから」や「いま来た道がない」のあまりに直接すぎるものや、何より心情を台詞で語りすぎるためどんどん類型的に見えてきて生きたキャラクターだと思えなくなってくること。
結果あれだけ魅力的なバケモノの街や写実的な渋谷の街で大騒ぎが起きても「まあ作り話だし」と鼻白んでしまう。
そしてなぜ闇を抱えた人間があれほどの力を持ってしまうのか、猪王山がなぜあれほど熊徹が九太を弟子にとることを止めようとしたのか(一郎彦の闇を嗅ぎとってた? にしてはほったらかし)などは説明されないので後半話に乗れなくなってしまった。
今回奥寺佐渡子は脚本協力だけになってたが、初稿は奥寺佐渡子が書いてそれを連名で詰めていく方がいいのではなかろうか。
や、いいところいっぱいなんですよ!
タイトルは「バケモノの子」より「心の剣」でしょう?
目頭が熱くなることを期待していたのですが、それは無かったので、個人的には「ふつう」といった作品でした。
ちなみに、細田守監督作品の中で一番好きな「時をかける少女」や前々作「サマーウォーズ」を超える感動もありませんでした。前作の「おおかみこどもの雨と雪」よりは個人的に良かったです。
さて、鑑賞してみてのレビューです。良かった点も多くありますが、それらは他のレビューに任すとして、ここでは私の「?」や「気づいた点」を以下に列記します。
・仮にも次期宗師の座を争う「熊徹」が、たかが人間の子供に教えを乞う展開には「?」でした。修行の旅もダイジェストでは不要だと思いました。
・また、渋谷と渋天街の行き来については、判らないとレビューがありますが、多分「花瓶に活けられた花」がキーワードだと思います。
これから見る方は、少年期の迷っている時に出てくる「花」と、青年期に迷わず行き来するときの「花」との違いを意識してください。私はそこにルールがあると感じました。
・「小学校から学校に行っていない(9歳で家出して、バケモノの世界で暮らしていた)。⇒じゃあ高卒認定資格を取って大学目指して一緒に勉強しよう!」というヒロインとの出会いも「?」でした。
・あと、この手の話での王道でありそうなのが、「主人公が闇に飲まれ、周りが助けたその上で、巨大な敵に立ち向かう・・・」といった展開ですが、ここで「闇に飲まれるのが、一郎彦」である必要が「?」でした。
熊鉄が「心の剣」になることで主人公を助け、巨大な敵(闇に飲まれた一郎彦)に立ち向かうという展開だったのでしょうが、しっくりきませんでした。
・渋天街に迷い込んでからの展開として、<「主人公(九太=蓮)」と共に暮らした「熊鉄」が、猪王山に勝利し宗師になり、それを修行の旅で力を付けた「主人公」が「熊鉄」を超えて見せる。結果、「熊鉄」が「主人公」の「心の剣」になり、ともにバケモノの世界を治め、人間界と調和を果たす・・・。>といったストーリーでもよかったのではと思います。
いろいろ書きましたが、見て損はない作品とは思いますので、ぜひ劇場で鑑賞し、いろいろと感じてください。
分からない事が多すぎて
ダイジェスト多すぎ。。。
期待はずれでした。
アニメーションとしては物語の導入に炎の影が動くのとか、後半の鯨とかは良かったんですが、物型自体が淡白すぎて、描けてないね~って感じでした。
全体としてはイイハナシなんですけどね。
物足りない。
と言うのも、冒険とか修行とか(勉強)がさわりだけ描写された後、音楽流しながら修行や冒険のシーンをダイジェストに見せてくれるんですが(刑事ドラマの聞き込みシーンとかでよくあるアレです)中盤ソレばっかじゃんって印象でした。
要点・ダイジェスト・要点・ダイジェストみたいな。
人間の闇とか、話の主要部分も、なんか話が内向きにこもっちゃってて、よくある面白くないアニメ映画(ゲ○戦記とはいいませんがね)展開に、最後の鯨も映像はキレイでしたが、取ってつけた感は否めませんでした。
きっと、もともとの脚本(物語)には色々緻密な構成が会ったはずなんですがそれを無理やりダイジェストといきなり展開で尺内にまとめた感じを僕は受けました。
ノイタミナとかの深夜アニメ枠で2クールくらいでやるともっと書き込みが緻密になって面白かったはずです。
複雑な話は期待してなかったんですが、めくるめく冒険とか、少年とバケモノの話を期待していったので、そのへんがダイジェストでザックリすぎてがっかりしました。
映像は良かったので☆2つ
良く言えば大道、悪く言えばありきたり。
チコの出番があんまり無いよね
面白いけど、期待し過ぎたかな。
まあまあ。
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