劇場公開日 2015年5月30日

  • 予告編を見る

あんのレビュー・感想・評価

全253件中、141~160件目を表示

4.0とても丁寧

2016年4月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

すごく丁寧に作られた映画だと感じた。
みんな演技がとても自然で、観ていて引き込まれてしまった。

幸せとは何か、考えさせられる。
働くことができる、食べものを作る、食べておいしい、四季を感じる、人の温かさにふれる、、、
私たちが日ごろ生きていて当たり前になっている幸せを、丁寧に描き、再確認させてくれる映画。

ハンセン病は重々しいテーマ。
恥ずかしながらよく知らなかったから、とても良い学びになった。
人間の心と知恵が、どうか差別を乗り越えられますように。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
とっしー

5.0自然体

2016年4月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

幸せ

飛行機の中で観ました。
乗客の中で涙がこらえきれず、CAさんに心配をかけました。
そりゃ、50歳のおっさんが泣いていたら気持ち悪いですよ。

演者が全て自然な感じで、まるでその人達の生活を見ているようで。
どんな場面も切ないし、幸せだし。
PVでも流れていましたが
「店長さん、美味しい時は笑うのよ。」という台詞。
辛い時でも笑うことができるんだな、と私も有りがたく
聴きました。
良い言葉です。大事にします。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ぐみはる

4.5美しく感慨深い作品

2016年3月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

余計な言葉で評したくない作品

何かを言う為、残す為ではなく、
小豆の、日差しの、風の、出会う全ての物の、
声を聞くために私たちは生きているのだとしたら、
全ての命に生きる意味はある。

生きる事はどんな制限の中でも、
どんな偏見の中でも、
息をのむ程に美しい。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
akr

4.5あんの声

2016年3月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

幸せ

やっとこさレンタル!
首を長~くして待ってました!
本当は劇場で観たかったけど地元では上映されず。隣町の映画館では上映されたものの、「駆込み女と駆出し男」とどっちを観ようと迷い、あちらを選び、レンタルになるまで待とうと泣く泣く断念。
近年半年もしないでレンタルになるのに、年をまたいで10ヶ月。長いよ~!
でも、待ってた甲斐があった!
こういう良質感動邦画が好物の自分にとって、極上のご馳走!
去年中に観てたら、間違いなく年間myベストテン入り!

しがないどら焼き屋を営む千太郎の前に一人の老女・徳江が現れ、働きたいと申し出る。最初は断るが、徳江は50年もあんを作ってきた名人。千太郎もその味に魅了され雇うや否や、店は大繁盛。が、徳江のある秘密が噂になり、店を去る…。

徳江の秘密は別にネタバレでもないし、作品の肝でもあるので記す。
徳江はハンセン病患者だった。
まず、ハンセン病について知っておかないといけない。
かく言う自分も「砂の器」や「もののけ姫」などで何となく知ってる程度なので、Wikipediaで調べたものを抜粋すると…

らい病とも呼ばれる感染症。かつては不治の病と言われたが、今では治療法もあり、近年の日本国内での新規患者数は年間0~1人程度。見た目から差別・偏見の対象となり、強制隔離もされた。

徳江がどんな人生を送ってきたか、想像するしかない。
が、どら焼き屋で働き始めた嬉しそうな顔がそれを物語る。
初めて触れた自由、生きる楽しさ、一人の人間としての尊厳。
徳江はあんを作る時、あんに話しかける。
あんの声、あんが歩んできた道に耳を傾ける。
それは徳江自身にも言える。
私たちにも声がある。自由がある。
それを聞いてほしい。
奪わないでほしい、と。

言うまでもなく、樹木希林が巧い。
彼女特有のちょっととぼけたお茶目さ、自分の祖母を思い出してしまうようなお節介焼き、子供のような愛らしさ。そして、悲しみを内面に滲ませる。
この人が下手だった事など、今まで一度だってあっただろうか。
役への憑依、作品に溶け込む佇まい、存在感…この人の演技の素晴らしさをどう表していいか、言葉さえ見つからない。

永瀬正敏も好演。
演じた千太郎も、実はあるものを背負っている。
世間からひっそりと生きている点は徳江と同じ。
不器用・無愛想だけど徳江への理解ある優しさ、葛藤、終盤の涙は胸を打つ。
店の常連客である女子中学生に樹木希林の実孫娘の内田伽羅、一服の清涼剤。

小豆を水に浸す所から始まるあん作り。
手間暇かけて出来上がったあんが何と美味しそう。
あのどら焼きが食べたい。

ハンセン病は影を潜めた。
が、差別・偏見は残っている。
差別・偏見こそ今尚人々を蝕む不治の病。

コメントする 1件)
共感した! 21件)
近大

4.0心に響く

2016年3月19日
スマートフォンから投稿

泣ける

切なく、悲しく、心に突き刺さる作品ですが、最後のシーンで少し救われました。
何者かでなくても、この世に生きることに意味がある、そんなメッセージが心を打たれます。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
はむまま

3.5他者の尊厳を傷つける時、無知はそのまま罪となる

2016年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

ドリアン助川の作品が発表されたのは2013年、そんな昔ではないけれど、この頃でもまだハンセン氏病に対する差別的感覚は残っていたのかな?

普通に生きたかったハンセン病患者、徳江。逝ってしまった彼女のかつての部屋は、失ったというよりも奪われたものたちへの想いがこもっているように見えた。そして自分の作ったどら焼きを美味しそうに食べる少女たちを見る彼女の目はそれは嬉しげに光っていた。奪われてばかりの人生で、与える喜びを見出せたこと。それがどれほど彼女の自尊心を力づけたことか。

自分の家の墓へ埋葬を拒否されることの多かったハンセン病患者は、療養所の中に自分たちの墓地を作った。納骨堂とは別に想い出のための木を植えた。失われた命の代わりに新しい命を作り出そうとでもするかのように。それは、現世で得られるもののほとんどなかった人々が、来世にこそ歓びを得ようとするために、渡す梯子の意味を込めたものだったのかもしれない。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
rie530

4.0ものすごく自分の祖母を、重ねる

2016年2月21日
iPhoneアプリから投稿

さくらの葉っぱが手を振ってるって振り返してるおばあさんを見ておばあちゃんって少なからず、みんなあんな感じなのだなーとしみじみ そう、しみじみ思う。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ミヤギング

4.5小豆のつぶやき

2016年2月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

ある報道番組でのおちゃめな希林さんに心動かされていたところアンコール上映を見つけました。

永瀬さんが本当に素晴らしくて光っていました。途中ではつやつやあんこが主役です(笑)

生きていくことはただ日々を重ねるだけのこと。
報われないことも多々ある。小さな自分の力ではどうしようのないことも。

美しいスクリーンを通して生きていく悲しみだけではなく確かな喜びが静かに感じられました。

少し心がへたっている時に観たのでそっと背中を温めてくれたようなそんな気がしています。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
まりも

2.5素晴らしい演者たちによる、どら焼き屋さん奮闘記!のはずが、タブーを...

2016年2月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

素晴らしい演者たちによる、どら焼き屋さん奮闘記!のはずが、タブーを明かす社会派ムービーになってしまい、ドラマを返せ、と思った。劇中でも、「せっかく見つけた場所を返せ」というような話の流れあったが、それにしても差別問題でひきはがしにかかるのはあまりにズルい。思考停止ではないか。せっかく見つけた場所を奪われることの悔しさを晴らす手段は政治になってしまう。
永瀬演じる男の感情の動きが、冷淡かつ情熱的で、観客の気持ちと一体化できていた。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
エイブル

4.0偏見や差別や噂に惑わせられないや

2016年1月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

厳しい現実あるけど、淡々と丁寧に日々を生きていくしかないのだとあらためて思い知らされる映画。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
shigeshigeshigeo

4.0あん

2015年12月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

アンコール上映のおかげで劇場で観ることができました。DVDかとあきらめかけていました。どら焼きのあん作りが前面に出てきますがかって日本に存在した暗い重い歴史が根底にあります。最近、この手の話題は表に出ませんので若い方には伝わりにくいと思いますが、ある程度年齢を重ねた世代には伝わる内容でした。原作がある良い作品は原作と併せて観る(読む)ように努めています。今回は観るが先になりましたが読むが楽しみです。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
taiyasan

4.5樹木希林さん、名女優

2015年12月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

知的

小豆なんてスーパーで買えるくらい身近なのに、突き詰めるとこんなに味わいのあるドラマになるのか。

挑む場所などいくらでもある。足りないのは気づき、もしくは勇気。いずれにしても人生を充実させるのは自分だということを思い知らされた。

重いハンデを悔やんだり人を恨んだりせず、素直に、諦めず、全力で今を生きる姿に心を打たれた。

泣いた。
レビューを書きながらまた思い出して涙腺に刺激。
5ヶ月経過しているのに印象深いのは樹木希林さんの名演技のせい。
とてもかわいらしかったです。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
TKひっち

4.5一番撮影場所に近いシネマ

2015年12月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

園内に住まう方々の事をなにも知らぬ自分を恥じた。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
森宮野原

4.0誤解と偏見

2015年11月9日
フィーチャーフォンから投稿

泣ける

悲しい

単純

少し無茶な設定はあったけど、ハンセン病に対する誤解と偏見が良く描かれていたと思う。

俳優陣の演技力も素晴らしく引き込まれた。

コメントする (0件)
共感した! 12件)
Bacchus

4.0さりげない映像に惹かれた

2015年10月5日
iPhoneアプリから投稿

優しいような、切ないような気持ちになる。
わかなの存在が希望です。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
さくちゃん

4.0心にしみる物語

2015年9月28日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
かんこ

3.5撮り手の気持ちが伝わる映画

2015年9月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

撮りたい気持ちが
演じ手のやりたい気持ちと
合わさって
作品に良い相乗効果が現れる
概ね好感触ながら
樹木希林のお孫さんには
あまり惹かれなかった

コメントする (0件)
共感した! 2件)
たむさん

4.5どら焼きが食べたくなる

2015年9月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

単館系だったので、一番近くの映画館を探して観ました。
が、最近になってもっと近所の映画館で上映されていた。
公開からはだいぶ経っているので、上映館が広がってるのはいいですね。

もともと、お料理が美味しそうな映画というのが好きで
「あん」はタイトルからして和菓子屋さんの話なのかな?
キャストも好きな感じだし、期待できそう、という動機でした。

映画を実際観たら「ハンセン病」という病気について
その患者さんがどういう扱いを受けてきたのかなど
ちょっと重たい設定も見えてきます。

人としての幸せって、と考えさせられる映画でした。
俳優陣はみんなとても上手で、自然で、自分もその町にいるような感覚で観ていくことができます。
伽羅ちゃんがナチュラルでこれだけ大きな役をこなしているのが凄いなと。

映像もすごく綺麗でしたし、役者の自然な空気感もよかった。
お話ももちろん。
切なくて胸がぎゅっと掴まれるような苦しさもあって
だけどきっと、徳江さんは幸せだったに違いないと思える
本当に素敵な作品でした。
どら焼きがとてつもなく魅力的に感じて
しばらくいろんなお店のどら焼きを食べて回りました。

永瀬くんが泣くシーンはたいてい自分も泣いていました。
印象の選択肢に「切ない」がないのが残念。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
こみち

4.5小豆と桜、こんなにも美しい。

2015年8月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

河瀬監督の描写、小豆も桜もこんなにも美しいとは。魅入ってしまいました。
原作に比べて、ワカナちゃんが生き生きと動いているように感じました。
やはり、伽羅さんの凜とした美しさは、モッくんのDNAが入っているんだなあと実感しました。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
saitall

3.0俳優たちの演技に魅了された

2015年8月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

樹木希林も良かったけど、永瀬正敏のあの雰囲気がなんともいえない。

よかった。

全体的には、期待ほどではなかった。

生きるということを考えさせられましたが・・・
ハンセン病のあたりが微妙な触れ具合で、ちょっと
個人的には集中途切れるところでした。

俳優さんたちの演技は最高でした。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
nao