あんのレビュー・感想・評価
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差別問題
どら焼きの味の決め手は中身の「あん」にある。
雇われ店長のどら焼き屋では自家製のあんを使わず缶入りの業務用を使っていた。
常連客は学校帰りの女子中学生。
ガールズトークに花を咲かせる毎日。
ある日、店の求人募集を見た徳江お婆さんは時給は安くてもいいから働かせて欲しいと懇願する。
断られた徳江さんだが、自家製「あん」を食べて欲しくて店長に渡す。
徳江さんの「あん」に魅力された店長は徳江さんを雇う事にした。どら焼きが美味しくなったと評判になり店は忙しくなる。指が不自由な徳江さんも接客を手伝っていたのだが…
徳江さんを揶揄する噂で客足が遠のいてしまい店長は止む無く徳江さんにお店を辞めるよう話す。
徳江さんの事が気になる店長と中学生のワカナは徳江さんを訪ねた。
徳江さんの住む地域はハンセン病の人々が暮らす場所だった。
ハンセン病の人々の辛い歴史を聞き、それでも誰を恨むでもなく楽しく暮らす徳江さんに2人は心を開いていた。
徳江さんは風や木、花など自然の声を聞きそれに従って暮らしていた。
徳江さんが亡くなりお墓の代わりにソメイヨシノを植樹した。
春のお花見シーズン…どら春「どら焼き屋」は桜の下でどら焼きを売る。
店長の呼び声が響く。
どら焼きも人間も中身が大切‼️
偏見や差別の無い社会を目指して。
西武新宿線、東村山あたり
桜がきれい。
国立療養所多磨全生園があるからそこで撮ったということか。
東村山市協力。
千太郎の夜のアパートのシーンがいい。
ずっと呼び込みしなかった理由がラストシーンに。
エンディングもいい。
自由焦がれたとはいえ、カナリアは外に放してはいけません。
浅田美代子がいけずの役とは珍しい。
1からアンあん。
エンドロールが見れない程に溢れてきたものは
なんだろう、自分でもわからない。この作品に
なぜこんなに感涙してるのか?エンドロールが
あがってきて5秒ぐらいで号泣。
樹木希林さんのセリフ一つ一つの声の出し方発し方
ましてや手紙の読み方などは本当に素晴らしい。
河瀬直美監督の作品なので様々な外国の方に見てもらえれてると思うが本当に見て欲しいなぁ〜と思う。
永瀬正敏さんも本当に素晴らしい俳優さん。
自然すぎて永瀬正敏さんだということを
忘れてしまう。永瀬正敏さんだから樹木希林さんも
より輝き女性らしさに美しく花咲かせれたように思う。
撮影の方の名前が私読めず今この瞬間に書くことが
出来ないですが、この作品終始カメラがいい
映画は当たり前だけど映像が良ければ全てよしぐらい
な感じで、細かなカメラワークから何から何かまで
いい。いいものはいい。
河瀬直美監督の作品の箱の広さはかなり大きくひろい
自然、すべてにおいてすべてを自然に魅せてしまう
その自然の中から抜き出し育て自然にもどし自然に
かえらせる。私のイメージはこんな感じ。
樹木希林さんその他この映画に出演した方々
河瀬直美監督率いるスタッフの方々に
感謝の言葉を贈らせて頂きたい。
本日見た作品「あん」本当に素晴らしい
こんな素晴らしい作品を見れたこと
本当に感謝です。ありがとうございます。
映画としてのおもしろさ(脚本)は普通だが、脚本の出来以上に、”ハン...
涙が止まらない
耳を澄ます
「あん」ってそういう意味なのね
前情報なしで観たけど、「あんこ」の意味だったのね。あんこの味を通して病気や差別を超えて人の繋がり、生きがいを描いた作品。
樹木希林の演技に胸が温かくなる。
世にあるものには言葉がある
上映時は都合がつかずDVDで観ました。
屈託のない日常を描きながら
人生を自由にいきれなかった
つらさを対比させて表現していました。
去り行く人の生き様を
生きている人間が受け止め
軌道修正していく。
生きている意味を問われた時には、
何かを誰かに後世への贈り物として
残すこと と今は思います。
もう亡くなったけど、そういえば
祖母の手に黒い痣があって人前に
出る時には、包帯して隠してたな。
日本人は、自由と共通を混同している
ってある作家が書いてたけど
異質なものを受けいれるのは
時間と理解が必要と感じます。
最後のどら焼の売る掛声が、
世間に対する抵抗なんだなと
受け止めました。
予備知識なくスタート。 あんとはそういう意味ね、のレベル。タバコ吸...
予備知識なくスタート。
あんとはそういう意味ね、のレベル。タバコ吸ってる時点でダメ、とかツッコミつつ鑑賞。途中からどんどん重くなる。そういう映画だったのか。
河瀬直美監督と樹木希林による反則映画。最後の樹木希林の述懐は涙無くして見ることは出来ません。自由の意味、生きる意味を考えさせられます。
綺麗事の感想は述べたくありません。近所にあの店があって買いに行けるか自信がないから。もともと甘党じゃないし(笑)
また素人ガール使ってるなと思ったら、樹木希林の孫やったんか。永瀬さんはこの役ぴったり。水野美紀、もっと悪く活躍して欲しかった。浅田美代子腹立つわ(役柄で)市原悦子はどうしてもギャグに見える。
にしても樹木希林すごいな。感想羅列です。
優しさに包まれる
沢山、涙が出た。
あの、心優しいおばあちゃんが、ハンセン病差別のせいで隔離され、苦しい思いをして生きてきたのを知り、すごく許せない気持ちになった。
ハンセン病の人を差別するような、人権を無視するような法律が過去に存在したことに腹が立った。
おばあちゃんは我が子を授かったのに、愛し合って授かったのに、嬉しかっただろうに、子供を産むことを許されなかった。国に許されなかった。ひどいな。
おばあちゃんのことが愛おしいから、素敵な人だから尚更、愛着が湧いて、大好きな人を苦しめたものに腹が立つ。
映画とは、そういうものなのだ。
ただのエンターテインメントではなく、存在意義はこういうところにもある。
中学生の子は、あそこが居場所なのだ。家に居場所はなくても、あの暖かいどら焼き屋さんがあれば、あの子は生きていけるのだ。
日常にあふれているはずの風景がとても美しく映し出されていて、太陽や月や風に話しかけたくなった。もっと些細なことのメッセージを受け取りたいと思った。
情報やエンターテインメントが溢れているけど、もっと近くにいつもある、当たり前の中に感動やメッセージがあるのかもしれないと思った。
見終わったら、大切なものを思い出せたような、じんわりと暖かな気持ちになった。
置かれた所で咲く
借金のため嫌々ながら店を営む元受刑者と、元ハンセン病患者との心の交流。母親の死に目に会えなかった男性と、強制的に堕胎させられた女性。
どちらも何らかの自由がきかない「囚われの身」。
外界の輝きを見て、自然の声を聞く。
"The Tree of Life"を思わせるような美しい映像が挟まれます。
客足が遠のく過程はあまり詳細に描かれていません。言わずもがな、ということでしょうが、人的な「風の便り」は時に残酷です。
人間の外見が皮で、心があんなら、皮の見た目は重要でない。皮はあんを包んでいれば良い。大切なのはあん。主役はあん。
「私達はこの世を見るために、聞くために生まれてきた。だとすれば、何かになれなくても、私達は、私達には生きる意味があるのよ。」
すぐそばにあるもの
これは是非見てほしい。
いろんな人に薦めたい映画
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