劇場公開日 2015年8月8日

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日本のいちばん長い日のレビュー・感想・評価

全231件中、181~200件目を表示

4.0終わらせることの難しさ

2015年8月15日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

終戦から今年で70年、正直苦手分野の映画ではありましたが、今見ておくべき映画だなと感じました。
戦争体験者が少なくなってきている昨今、こうやって映画でいかにして現在の平和な時代が作られたのか、まあ事実じゃない部分や製作者の感情的な部分も多少入っているとは思いますが、歴史を知ることは本当に大切なことだと思います。
安保法案の改正で揺れる今の日本だけに、尚更ね・・・。

まあ面白い映画かと問われれば、戦場のシーンがある訳でも無いし、庶民の視点が反映されている訳でもない、物凄く堅苦しい政治ドラマですので、面白いとは言い難い映画でしたが、いかにして終戦を迎えたのか、その道のりはとても見応えがあって、結果は分かっていても終始見入ってしまいましたね。

今の時代と違って皆日本の行く末を思う気持ちは熱い、けど、方向性はそれぞれ違う、それをまとめ上げる事の大変さをヒシヒシと痛感しました。
そんな中でも、昭和天皇は終始終戦を望まれていた事実、自分の身よりも民を思う気持ちが強かったことに、感動を覚えました!
演じた本木雅弘の柔らかい演技、苦悩・葛藤する様子も物凄く印象に残りましたね。

また、昭和天皇、鈴木総理、阿南陸軍大臣の強い絆も印象深く、平和へ導く上でとても重要な要素だったことは勉強になりました。
しかし原爆が投下される前に上手く終戦へ導くことが出来なかったものか、そこは悔やまれてなりませんね。
過去の過ちを繰り返さぬよう、平和な日本が続くことを願いたいものです。

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スペランカー

今の政治家に改めて失望

2015年8月14日
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鑑賞方法:映画館

良くも悪くも政治家には信念があり、でもその時にやらなきゃいけないことがあり、責任をとらなきゃいけないわけで・・・

自分たちが選んだとはいえ今の政治家の方がたの幼稚さと無責任さに改めて失望。

もっくん天皇に叱責してほしいわー

で、ほんとに恥ずかしながら学生時代には近代史よりも縄文時代に時間をかけて勉強した口ですので(言い訳)この時代のことはほんとに知識がなくて・・・

役所さんがいつ殺されちゃうのかとどきどきしてみてました(あほですね)

つくづく戦後の日本の学生は戦争のことを客観的に教育されていないかということですよね。
あらためて興味が持てたので原作なども読んでみようと思います。

しかし山崎努はかっこよすぎや!!!

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chuchumamapeace

4.0若者にこそ

2015年8月14日
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鑑賞方法:映画館

組織の意思決定過程と歴史が同時に学べます。今日の夕刊では複合型映画館の興行優先度のため、満席の館が多いにも関わらず、10位とのこと。ノンフィクションですが、当時のビデオがあるわけではないですから、創造や憶測の部分的はあります。しかし映像にテンポがあるのでかえって歴史に馴染みのない若者の方が楽しめるかも!自分歴史オタクで原作も買ったくらいだから星一つ減!

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ピーコ

5.0平成として残す

2015年8月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

娯楽という範疇ではないけれど、サスペンスの描き方も好み。個人的に心に響いたのが、サザエのくだりであったのも腹の底におちました。

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lynx09b

4.0昭和天皇に興味が湧いた

2015年8月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知らなかった
歴史、政治、社会が超苦手なのでついていけなくなるかもと心配しつつ2時間…見てよかった
当時の語り口調は緊張感ありますね
軍人らのセリフが早口というか
用語がわからなくて結構惑わされるんですが

皇居に銃痕残ってるんでしょうか?
終戦特番やニュース等であの放送を聞く事がありますが、当時この映画の様な事が起きていたとは知らなかった

スピーチ以外での陛下の日常会話の様子に興味深々でした

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mmconv1oo

4.0戦後70年。今だから観るべき映画。

2015年8月14日
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鑑賞方法:映画館

映画全編を通して、戦闘シーンなどは一切有りませんが、立派な戦闘映画だと思いました。
役所広司、山崎努、本木雅弘、松坂桃李。出演俳優陣の重厚な演技を通して、戦争を終結させる事の難しさを表現出来ていると思いました。
時代は違いますが、アメリカンスナイパーを観て、この作品を観ることで、戦争は何ももたらさない。戦争に向かってはいけない、と思わされました。
戦争70年の今だから観ておくべき映画だと思いました。

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hiroking1970

2.0悪くはないけど、緊張感が薄い。 史実とちょっと違う、鈴木総理の発言とか。

2015年8月14日
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悪くはないけど、緊張感が薄い。

史実とちょっと違う、鈴木総理の発言とか。

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よしひろ

4.0予習していけば良かった。

2015年8月14日
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全体的に難しい映画でした。
セリフが理解出来ない所もあり、太平洋戦争の始まりと終わりを予習してから観れば良かったです。
天皇陛下が最後の聖断をした事や、玉音放送を将校達が阻止しようとした事など、全く知らなかったので勉強になりました。
天皇陛下をもっくんが演るという事で、男前過ぎるのでは?て思っていましたが、映画の終わり頃には、昭和天皇ってこんな感じだったよね。と思うくらいしっくりきました。
役所さんや山崎さんも、言わずもがな素晴らしかったです。

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まるゆき

2.5プロローグだけかな

2015年8月14日
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タイトルに偽りあり。一番長い一週間だね。ほんではプロローグで書かれている所がメインになっています。

人物説明が無く、映画だけだと良く分かりません。それだけならいいのですが、人物内容も変えているのが、納得できません。

描きたい中心がぶれた感じで、何が言いたいのか分からなくなった感じです。

これだけの時間と俳優であれば、もっと良いものが出来たと思うのだが、松坂桃李くんが主人公の決起するしないのドラマになってます。

完全に期待ハズレでした。残念!

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クマリン

3.0本当の敵は、内部にいる。

2015年8月13日
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鑑賞方法:映画館

本当の敵は、内部にいる。

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映録助

4.0お水の入ったコップの行き来

2015年8月13日
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鑑賞方法:映画館、VOD

知的

難しい

この映画で松坂桃李を初めて認識した。半藤一利の原作だったのか。もっと気合い入れて見れば良かった。おじさんばかりの映画だなという印象だった。(2015.8.13.)

この映画で役所広司と松坂桃李は初共演したんだ。そして3年後に「孤狼の血」素敵な関係だなー。(2021.7.25)

岡本喜八監督による前作(1967)は途中(玉音放送の録音まで)で見るのをやめてしまったのでいい加減な感想ですが、前作と今作とではかなり色合いが異なると思いました。この映画では組閣にいたる経緯と、鈴木、阿南、天皇の関係性が丁寧に描かれていてそれが重要だったことが伝わってきました。天皇による「もうほかに人はいない」などの言葉が、軍人は政治に関与するべきではないと固辞する鈴木を決心させます。

映画として良いと思ったのは、最後の御前会議での男泣きシーンをセンチメンタルに延々と映すことをせず全体的に場面の切り替わりが速くて淡白だったことです。それにより観客は良きにつけ悪しきにつけカタルシスを得られずに済みました。家族にポイントが置かれていたことも今作の特徴です。鈴木も阿南も家族と自宅で過ごす場面があり、天皇は疎開している我が子を慮る言葉を述べます。

阿南の人望の厚さ、天皇と鈴木への気づかいとリスペクト、家族に対する愛は役所広司だから表現できたのだと思いました。次男の写真が胸に置かれ横たわっている夫に向かって、次男の戦地での様子を具体的に言葉はっきりと伝えるべく話しかける妻・綾子役の神野三鈴に心動かされました。音楽もよかったです。(2021.8.16.)

おまけ
松坂桃李演じる畑中少佐に教養と知性を感じた。彼が受けた軍人教育、負け知らずだった陸軍、彼の若さに思いを馳せた。怒り、悔しい、悲しい、馬鹿げてる…。

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talisman

4.0政術映画「そのとき、日本は止まった」といったところか

2015年8月13日
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鑑賞方法:映画館

岡本喜八監督版は未鑑賞。
ただし、岡本喜八版は8月15日の玉音放送前日を「日本のいちばん長い日」と定義して映画をつくっていることだけは知っています。
しかし、本作は・・・

戦争終結内閣である鈴木貫太郎内閣の成立から8月15日の玉音放送(同日鈴木貫太郎内閣総辞職)までを描いています。

とすると岡本喜八版とは、まるっきりアプローチが違うし、タイトルの「日本のいちばん長い日」がそもそも異なるように感じました。
この映画での「その日」は、玉音放送のあった8月15日。
その玉音放送によって、これまでの日本という時間が止まった。
そして、新たな日本へ転換する。

玉音放送の「とき」が、「日本のいちばん長い日」。
本作は、まさに「そのとき」で終わります。
(なので、副題に「The Emperor in August」がある)

映画は「そのとき」を迎えるまで、どのような葛藤があったのか。
それを、原田眞人監督が得意とする「男騒ぎ」の映画として描いていきます。

天皇、鈴木首相、阿南陸相を中心とした、政治映画(というか政略映画というか、政術映画というか)として、原田監督は巧みにまとめたと思う。
監督特有の少し冷めた感覚、ワンシーンワンシーンを思い切りよく短いカットで繋いでいくのが、この映画には合っていた。

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りゃんひさ

3.5近現代史に疎いと難しいです。

2015年8月12日
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知的

難しい

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だいず

2.5何か物足りない感じ

2015年8月12日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

戦争終結の舞台裏を描いた作品なので仕方ないのかもしれませんが、戦場の凄まじさや戦場へ送り出された者、送り出した家族の人間模様、原爆投下の悲惨さなど二度と繰り返してはいけない思いに浸る背景も映し出されるべきだったと思う、また、原爆が投下されたにもかかわらず終結に向けて淡々と議論される場面の言葉、感情が(国民に対する思いが)軽く感じてしまった。洗脳教育によって突き進んで行った過ち、実に人間は愚かです。

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イノウェイ

4.5史実に最も近い

2015年8月12日
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メロt

3.5難しかった…

2015年8月12日
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終戦記念日前に観なくては、と思い行ってきました。

平日午後ですが大勢の観客でした。
年配の方も多かったです。

戦中最後の内閣発足から玉音放送までお話しです。
裏であんなことが起きていたとは…。

勉強不足の為、軍の組織や人間関係がわからず、難しかったです。

もう一度、勉強してから観たいです。

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りろ

5.0真剣

2015年8月12日
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戦争終戦
こうして、終戦迎えたのかと勉強させられました。
涙が出ました。
天皇陛下の東條を説得納得させる対応が、心に響きました。
役者さん皆さん、真剣そのもの必ず見て下さい。
サイコーの映画です。

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サムライ

3.0若い方には必見!

2015年8月12日
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鑑賞方法:映画館

1967年公開の同名の映画も見ています(DVDも持っている)。前作の時には終戦にあたってこんなことがあったのかという驚きもあり迫力を強く感じましたが、今回は割と落ち着いて見ました。前作に比べて、全体の事件の流れを分かりやすく追い、ところどころ人間模様を入れこんでいる感じがします。
戦前の軍の恐ろしい、しかし愚かしい(見方によっては滑稽な)考え方を見ることができます。
若い方には必見です。

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こばりん

4.0岡本喜八の前作に比べて登場人物をかなり絞ったことにより、それぞれの...

2015年8月12日
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鑑定人トマス

2.0やや難しすぎるか。歴史を伝える勉強映画。

2015年8月12日
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悲しい

知的

難しい

【賛否両論チェック】
賛:“終戦”という困難な決断を迫られる中、国を守るために奮闘する主人公達の苦悩や、己の信念のために次第に暴走していく青年将校の姿など、大局に立たされた人間の本質を思い知らされる。
否:史実だけに、話そのものはかなり難解で、セリフも難しい。緊迫感も伝わりにくく、知らない人や関心のない人には、非常に退屈。

 個々の命が軽んじられる戦争の悲惨さと、そんな戦争を終わらせるという困難な決断を迫られた人間達の、それぞれの人間性の本質が伝わってくる、そんな作品です。 国を守るために命を懸けた者や、自らの信念に従って戦い続けようともがく者、そして周りに振り回されながらも、平和への思いを持ち続けた天皇。戦争という大局を描きながらも、1人1人の生き様にドラマがあり、深く考えさせられます。
 反面、太平洋戦争に関する予備知識がないと、訳が分からないままなんとなく終わってしまう感じで、退屈なことこの上ないと思います。また、セリフもやや難解で分かりづらく、聞き取れない会話も結構あります。
 良くも悪くも、歴史に関心がある勉強好きな方向けの作品といえそうです。

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映画コーディネーター・門倉カド