怒りのレビュー・感想・評価
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出てくる演者全員の演技が強烈
本気の演技を見た気がする。
全員のパンチがありすぎる。
もちろんいい意味で。
こんな作品滅多にないんじゃないかな。
ストーリーは正直僕には難しかった。
ただ、いろいろ考えさせられる。
誰かのレビューにもあったけど、
この映画はいろんな意味で心に残りそう。
2時間越えの長尺を感じさせないテンポの良さ
東京・千葉・沖縄3つの街、日本で日々起こっている人々が心に抱える闇の日常。喜び、怒り、哀しみ、2時間越えの長尺を感じさせないテンポの良さ。何より出演者全員の演技が素晴らしい。
俳優陣の演技力の高さ
とにかく出演している俳優陣の演技が素晴らしいです。同じ人間なのかと思うほどです。特に広瀬すずさんには驚きました。今まで彼女には失礼ながら声が可愛い女の子というイメージしかありませんでした。しかし、この映画を見て彼女が本当に真剣に女優をしている、なろうとしているのが伝わりました。この映画を撮っている時、彼女は18歳だったそうです。私も今18歳です。私ならあの悲劇すぎるシーンを、見た人にどう思われるか怖くて演じることなんてできません。しかし、あの役をやろうと自分で決め、オーディションに行った広瀬すずさんは周りの若手俳優とは根っこの方から違うと思いました。あのシーンを撮っている時の精神のつらさは計り知れません。そして、見た人まで一生傷を負うようなあの演技、あんなにリアルに演じれるものなのかと疑うほどでした。最後の海に叫ぶシーンは見ていて自然に涙がでてしまう完全に泉の叫び、怒りでした。
この映画の3つのストーリーが並列に進行する作りが見ている人を引き込みます。全員が主役のような映画に思えました。1年前に1度この映画を見たのですが、今日また改めて見ました。たくさん考えさせらて、初めて演技に圧倒された作品、いろんな人に見てもらいたいです。
少し長過ぎるのとゲイのラブシーンがきついのが難だが、そこそこの出来...
少し長過ぎるのとゲイのラブシーンがきついのが難だが、そこそこの出来の映画。宮崎あおいが知的障害者の役をうまく演じている。犯行の動機に説得力が不足しているのではないか?
初めて映画館で涙した映画でした。恐怖、悲しみ、切なさ、、一つの作品...
初めて映画館で涙した映画でした。恐怖、悲しみ、切なさ、、一つの作品でこんなにも色々な感情が備わっている作品は初めてです。公開から4年後の今日もう一度改めて観てみると、場面の切り替わりの素晴らしさに、過去一番のおすすめ作品です。
趣味に合わない嫌な作品だった!
作品中、20分位で同性愛(ゲイ)のシーンがあり気分が悪くなった。
人権を差別するつもりは毛頭ないが、この手の趣味は残念ながら私にはまったくない!
我慢しながら観てたが女子高生の泉(広瀬すず)が米兵に乱暴されるシーンは腹わたが煮えくりかえる感情が湧いてきた。特に泉を誘って那覇まで行って泉を単独行動させ挙句の果てに乱暴される泉を助ける事もできない同級生の知念に対して怒りが込み上げてきた。
知念は乱暴される泉を公園の水飲み場で膝を抱えてブルブル震え泣きながら助ける事もできない。
もし自分なら何らかの凶器を持って米兵二人であってもかかっていくと思う。
このストーリーもリンゼイ.アン.ホーカーさんの事件を真似たもので犯人の市橋達也が逃走中、整形するのもパクってる。
米兵の婦女暴行事件などもそのままパクってるし途中この映画のレベルが低すぎて気分悪くなりました。
渡辺謙はじめ名優と言われる俳優が出てたが私はこの気色悪い映画は嫌いだ!生理的に嫌です。
この映画に高評価する人の気持ちがわからない。
まさに私にとってはタイトル通りの「怒り」の作品でした!
もう少しやりようがなかったのかな
ストーリーと伝えたいことがうまくはまって機能してないから見終わったあとに結局何がしたかったの?という感想しか残りませんでした。愛する人を信じられなかった悔しさや怒り、また登場人物のさまざまな怒りを表現したいのはわかるけど関連性もなければあちこちに飛び一貫して何かを伝えることには失敗してるなぁ、という感じ。肝心の殺人犯をもっとうまく使って三つのエピソードに関連性をもたせたらまだまとまりがあっただろうになぁ、と思います。
考えさせられます
私にはかなり思い入れのある一作です。
「愛した人は、殺人犯なのか」なんていうキャッチコピーから観てみましたが、いい意味で裏切られましたね。殺人犯なのか否かではなく、人間の根底にある、もっと深いところを問いただすような映画かと思います。
特に終盤は怒涛の追い上げでしたね。比較的ゆっくり進んでいく物語の歯車が、一気に噛み合いました。彼らに共通する感情は、どうしようもなく「怒り」なのでしょうが、それに至るまでのプロセスはそれぞれ全く違います。人を信じることができなかった、もしくは助けることができなかった自分自身への怒り、自分を侮蔑する社会への怒り、弱者として虐げられ、それを表明することのないまま終わることへの怒り…。
ある種、怒りよりもっと大事かもしれない、怒りの前段階であるやるせなさや悲しみを、演者の方々がこれでもかというくらい表現しており、脱帽でした。
決してハッピーエンドとは言えませんが、しかし、後味が悪いわけでもない。この絶妙なバランスをとっているのは、一体なんなのか。ネタバレを言えない以上、どうしても抽象的になってしまいますが、個人的にはぜひ一度観て欲しい作品です。
人それぞれ
この映画を見た感想を友達と言い合って本当に怒りの感じ方が人それぞれだなと思いました。
3つの場所でのストーリー展開がされており、3つともしっかり物語展開をされていて見応えがあった。
もし自分の恋人が指名手配犯に似ていたらどうするか…など色々自分自身考えました。(答えは出てない)
見ていて辛くなる部分もあったが、本当にあった事件を元に作らた映画なので過去のニュースと照らし合わせてみたりしても面白かった。
「大切な物が多すぎる」
出演者が豪華すぎ!
ハートフルな部分もあって泣きそうにもなった・・
見た直後は重くてなにも考えにくかった・・
理由があるのかと思えば猟奇的で悲しかった。
犯人を知って見るときっとドキドキしない!
社会の凝縮
昨今、日本の社会全体が怒りに支配されて余裕をなくしていると感じているのですが、そんな日本社会を凝縮した様な作品でした。この日本人の怒りの感情は、所謂勝ち組負け組という言葉が出だした小泉政権あたりから、大きくなってきたのかなと感じています。生まれ落ちた家柄や環境、時代でポジティブな感情を持つかネガティブな感情を持つかという心そのものの差も拡がっている。そんな事を思いました。
ぐいぐい引き込まれるけど、嫌な気持ちになる映画。
まったく交差しない3つの世界があって、最初はそのいくつもある世界感が紛らわしく、わからなかった。いやいや登場人物多くない?主演が多くない?
え、これがだれだったっけ。ってなる。
最後まで犯人がわからないからハラハラ、ドキドキがある。
事件がちょいちょいあるので、飽きずに引き込まれる。
ただ、あんまりいい気分にはならない。
冒頭も途中の事件もラストも、全部、嫌な気持ちになる。
人によってはトラウマになったりするかも。
良いシーンだなという箇所が無かった。
そういう映画なんだけど、後味がとても悪い。
もう見ないと思う。
原作を読んでいたので
もともと吉田修一作品が好きなので、これは映像化を楽しみにしていた。原作者の吉田さんも映像化ありきで書いたらしく、書いてすぐに、監督に読んでもらったとあった。
一番思った事は、意外と宮崎あおいの演技が今ひとつだったなあと。知的障害が「演技」に見えた事。
難しいのかもしれないが宮崎さんには、もっと期待していたので。
逆に妻夫木さんの演技は マジで「演技」を超えて見えたほどの圧巻ぶり。
前作の「悪人」の樹木希林の九州弁が素晴らしくて驚いたのを思い出した。
楽しみにし過ぎたかも。
タイトルとは違う、美しさも感じる作品
脚本の良さと演技派の俳優さんたちが演じるからこそ、キャラクター1人1人が丁寧に映し出されている印象。
後半のスピード感はたまらなく興奮しました。
なんとも言えない、切なさと、重たさはありましたけど、私は見終わった後、ほっこり心が温かくなりました。
エンタメ生の高い作品ではなく、ガツンと文学的なモノを欲する時に鑑賞することをオススメします!
人を信じるって大切、だけど難しい。
人を信じるとは何かということを深く考えさせられた。
一旦信じられなくなると、その人が何を言っても、どんなに信ぴょう性のあることを言っても、信じられなくなる。言葉を受け取った人次第。時には、間違って裏切ってしまう。
一方で、深く信じた人に裏切られた時。それは深い怒りになる。本気の怒り。これは目に見えないから伝わらない。
信じるって難しい。信じていたのに時には裏切りたくもなり、裏切られることもある。信じてた人に裏切られたら本気の怒りに変わる。信じることと裏切ることは表裏一体。ただし、その表裏を間違えると大きな怒りに変わる。
※沖縄基地問題が大きな怒りにつながることは理解できるが、本映画でこの問題が扱われることには違和感を感じた。その被害者役としての女優の選出も違和感があった。女優の演技はいいのだが、個人的にはあまり名前の知られていない人の方が、映画自体にもっと引き込まれていたと思う。
心揺さぶられる
思いがけず、面白かった。
深く感情を揺さぶられた。
沖縄の田中、二人が気になって付けてたのかな~!?人格が別れてて、それに苦しんでるようにみれた。
千葉、お父さんが泣いた所は私も泣けた。共鳴したって感じで。
人の心の奥深いところまでみせる、出させる。
それは、この監督の作品作りの姿勢からだろう。
だから俳優の表情が心に残る。
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