劇場公開日 2016年9月17日

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「自分自身への怒り」怒り puccinoさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5自分自身への怒り

2016年10月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

なんかすっきりしない終わり方。
もやもやが残りました。

見終わった後
気持ちを落ち着かせてからでないと
感想を整理できませんでした。

信じる方が悪い
疑わない方が悪い
優しくする方が悪い
好きになる方が悪い
騙される方が悪い
それが現実の人間社会なのだという前提で、

でも本当は人を信じたい
人から信頼されたい
優しくしてあげたい
人を愛したい
人として正常な感覚でいたい
と願う。

この歪んだ人間社会を生きるために必要なものは
素直に人を信用しない
疑ってかかる
心にも無い優しい言葉を平気な顔して言えてしまう
心にも無く人に優しく接することが罪悪感もなく出来てしまう

決して正常な感覚ではない。
しかし、これが出来る人間は一番信用できない。

いつからこんな人間に
みんななってしまったのだろうか。

自分と照らし合わせながらも
考えてしまった。

自分への憤り。
自分へのどうしようもない怒り。

気軽に観る映画ではないし、
人にも勧められない。

puccino