「人は人をどこまで信じられるのか?」怒り ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
人は人をどこまで信じられるのか?
ツイッターやSNSなどで、簡単に人と出会える世の中。
気軽な分、その人を本気で信じることができるのか、不安な要素もたくさんあります。
それでも、相手が何よりも大切だと思えるなら、その人を本気で信じることができるはずです。
今回、この映画で重要なカギを握るのは、3人の男たち。
田代、優馬、田中。
始めは、信頼して心を通わせていましたが、徐々に不審な点が出てきます。
何もかもが疑わしく感じてしまう男たち。
彼らの言うことを信じて、共に生きようとするものの、心のどこかでは疑ってしまうのが人間…。
それでも、本気でその人を信じた時、見えてくるのは、
信頼か
絶望か。
本当の悪人とはどんな人なのか?
最後の最後まで、真実が分からないのが恐ろしいです。
人の善意を鵜呑みにできないこの世の中に、「怒り」を感じると共に、無情な「悲しみ」を感じるラストでした…。
最後まで胸のつかえが取れない映画です。
最後に…
気迫あふれる役者の方々の演技に圧倒し、坂本龍一さんの素晴らしい音楽に酔いしれることができました。
豪華俳優陣が作り出した、スリリングな世界を堪能するべく、ぜひ映画館へ足を運びましょう(笑)
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