劇場公開日 2015年5月16日

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「マニアック情報社会&引きこもり男性」ゼロの未来 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5マニアック情報社会&引きこもり男性

2020年3月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

情報未来社会にて引きこもりエンジニアのコーエンは完全在宅勤務を希望。そして個人的希望を与えてくれるであろう黒電話の着信を自宅で何故か待っている。
そこに上司であるマネージメントがコーエンに完全在宅勤務を条件に「ゼロの定理」の仕事を任せるが、、、。

久しぶりに変わった未来社会映像観た感たっぷり。
一風変わった服装やVRやギミック。
ゲームの様な仕事だが、数学者的要素が必要か?
在宅勤務でも時間に追われる仕事
「0=100%であるべきです」なんですか?それ的w

隣人ベインズリー、マネージメントの息子と言われるボブとの交流にて毎日電話を待っているだけ存在であったコーエンに変化が。

ラスト会社の目的もにわかにハッキリしてきて、コーエンはどうなるのか?どうするのか?

現代社会の(今後の未来含めて)闇も見えるし、未来が見えない15歳のボブに「歳をとってからの楽しみ」を答えれないコーエンの様な世代がいるのは確かであり、あのエンディングもギリアムらしく納得が出来る。

人生が無意味?自分が社会に溶け込めず引き籠りせざるを得ない人間模様。
そこにも商機はある?無絞る様な経済性。
自分が自分らしく?そこを拒む社会とは?
今現在を含めて考えさせられる内容であった。

巫女雷男