劇場版 MOZUのレビュー・感想・評価

内容は賛否両論あるかと思うけど、とりあえず完結したので良かった。
そして何より、俳優陣の演技力には脱帽する。
ここ最近、松坂桃李の演技力は注目していたが(日本のいちばん長い日も素晴らしかった)今回の演技力は、ホント凄かった。
ぜひ、見てもらいたい作品。

ベナ厶共和国パート以降の、ぶつ切り編集の何だこりゃ？な終盤で、残念だなあと言うのが第一印象印象。
帰路につらつらと考えたのだけど…。
ペナ厶パートの最後、港での大爆発。観客の誰もが、これでダルマらが死んでない事は知ってるんですよね。バンバン流れてるCMで。
ただ倉木の立場に立ってみれば、これで一件落着（ダルマ死亡）と思って間違いないわけで。何とかして(^_^;帰国後、日常を取り戻しつつある所に、ペナン国大使館襲撃/少女誘拐→ダルマが生きてる事に気付く→東に連絡/情報入手→屋上　の流れだったのかなと。
脳内補完で少し落ち着いた。アクションや個々のシーンはいい出来なのに。CM作った奴、許可した奴、ちょっとは考えようよ！

なんか知らないけど、スターウォーズを思い出した。
皇帝がダルマで、高柳がベイダー？。倉木はルークか。シリーズ完結を謳っているけど、大ボスが死んだからと言って闇が解体する訳では無いのは世界共通。興行次第で続きがあるだろうね。と言うか、明星のスピンオフ希望。

『劇場版 MOZU』を鑑賞。
TBS×WOWWOW共同制作ドラマの劇場版。
逢坂剛原作のハードボイルド小説の実写化作品。

テレビドラマでありながら映画並みの重厚な雰囲気と独特の世界観で人気を博し、喫煙シーンが多い事でも話題になった。

さて、ファン待望の劇場版となるわけだが、結論から言えば、詰め込み過ぎである。
ドラマ版はseason1と2で展開され、大風呂敷を広げての劇場版だっただけに畳むには時間が足りない。全体的に説明不足な感は否めず、ストーリー展開も少々分かり難い。
元々親切とは言い難い演出ではあるのだが、いくら何でも端折りすぎだと感じる。

誰が味方で誰が敵なのか。
なぜそこにいるのか。
説明不足と脈絡のなさにツッコミどころ満載。

シリーズ全編において引っ張りに引っ張ったダルマも結果的に実に呆気なく物足りない。

そんな中で一際目を引くのは松坂桃李のイカれっぷり。長谷川博巳のそれはドラマでもお馴染みだったが、今作の松坂の演技は見事と言うほかない。
先日公開された「日本の一番長い日」での熱演も素晴らしかった。今後が楽しみな俳優である。

と、厳しめに書いたが、個人的にはこのMOZU
の世界観は嫌いではない。
スピンオフのドラマも制作されており、それらも楽しみに鑑賞したいと思う。

願わくば、今回の劇場版をseason3完結編として長編での再編集をしてもらいたいと思う。
これで終わりにするには実に勿体無い。

テレビドラマ版は決して高い視聴率が取れた訳ではないが、こだわり抜いた作風で劇場版まで制作、公開した事には好感が持てる。

今後も「MOZU」という貴重なコンテンツを大切にして頂きたいものである。

MOZUはドラマでは見よう見ようと思っていなしたが全く見れず、面白そうだなとは思ってました。
全然知識がないのにみて面白く観れました。途中何人かわからない殺人者が出てきましたが、まあまあスルーしてみました。
たけしの存在がもっとドロドロの悪人だと思ってましたが、ただの老いぼれ爺さんで自分の老ぼれた所を子供たちのパーツで
代用しているセコセコなジジイで、もう少しひねりが欲しかったかな？もっとフィクサーたる理由を恐ろしいものにして欲しかった？
かな？映像的にとても好きでおそらくフィリピンあたりで撮っていると思うんですがアンダーグランド感満点で良かったです。

このシリーズは、TVでもギリギリの描写多かったのですが・・・
映画は、キャストが引くくらいド派手にハチャメチャモズワールド全開＾＾；
しかし悪役は楽しいんでしょうね〜二枚目俳優の皆さんが、悪を演じる役者さんのキレっぷりは特筆モノ！
ただ・・・倉木＆大杉コンビは、もはやゾンビかと思うくらいに不死身〜笑

内容的には、2部作かワンクールレベルなので、展開早く話が飛び過ぎで、初見ではほぼ理解不能なモズマニアムービー

日本犯罪史の闇のダルマもあっけないし・・・ニューフェイス以外の悪は健在なので、まだまだドンデン返しの続きがありそうやね〜☆3.8

つまらなかった。あまりにも面白くなくてびっくりするよね。

面白いかもしれないですが、初めて見る人には厳しいでしょうね。予習が必要です。
アクションは凄かったです。見応えありました。だけど、ストーリーはもうちょっと意外な展開を期待してたかな？でも、楽しかったです。

よく内容がわからなかった…

他のお客さんも「なんかよくわからないねーと言ってました」

あとR12だけど15にするべきかと…
まぁ12.3が興味を持つ内容ではないと思うが念のため 結構小学生にはグロいかも…

あと杉咲花ちゃん目当てで行ったけど可愛かった

なんだこれ？映画として成り立っていないレベルの編集。
テレビシリーズの前提知識が無い人にも最低限理解できないのではダメでしょ。

レビューを書き込むのも無駄だと思ったけど、書き込みますが、何々ですか、この映画の編集。他の方のレビューにも書き込まれていますが、途中途中で展開が強引に、しかも関連性の意味が理解しかねる切り替え方は、私個人としては、受け入れ難いですね。演じてる俳優には、責任は、無いですが監督、ディレクター、プロデューサーの打ち合わせが悪いのか、編集力の下手さが露呈している作品ですね。金返せと愚痴りたくなりました。

迫力あるアクションはいいが、よくストーリーが分からなかった。わたしだけだろうか(・_・;)

映画の内容そのものは、編集が上映時間の関係なのか、ダイジェスト版のようになっている部分が多く、かなりの部分自分で補填して理解しなければ繋がらないシーンがありますし、倉木の驚異的？な回復力には驚かされますが、テレビシリーズからのファンにとっては、｢ダルマ｣の正体、倉木の娘の死の真相、東の行動の意味、日本に巣食う闇など、シリーズの謎が解明され、アクションも日本映画らしからぬ振り切った内容で、東のキャラや新谷の戦闘シーンなどファンサービスもたっぷりで、エンターテイメントとして十分楽しめるものとなっていました。
また、テレビシリーズから疑問であった、倉木の衝動によるストレートな行動とは対照的な東の不可解な行動、倉木への傾倒の意味もダルマとの戦いの中で明らかにされますので、テレビシリーズからの本当のMOZUファンなら間違いなく満足できると思います。
ただ、やはり説明不足は否めないので、DVD版のディレクターズカットでは、おそらくかなりカットされたであろう部分も入れ、長尺版で販売してください。特に東の過去と倉木と東をつなぐスマホのシーンなどを入れてもらえると、ダルマとの最後のシーンの時系列がより明確になると思います。

【賛否両論チェック】
賛：スリリングなアクションが次から次へと繰り広げられ、思わず圧倒される。巨悪に臆することなく立ち向かっていく主人公達の姿が、カッコよくて印象的。
否：テレビシリーズを観ていないと理解出来ない設定や登場人物が数多く登場するので、予備知識は絶対に必要。グロシーンも多数あるので、家族やデートでの鑑賞は不向き。

　幼くしてその命を奪われた娘の死の謎を追い、時に暴走しながらも、決して臆することなく巨悪に立ち向かっていく倉木の姿が、非常に孤高でカッコよく描かれています。どんな絶体絶命の状況でもポーカーフェイスを崩さず、隙を突いて反撃に転じていく主人公の様子は、まさに西島秀俊さんの真骨頂といったところですね（笑）。
　アクションはかなり重厚かつ本格的で、テロリストを相手にした壮絶な戦いが、次から次へと繰り広げられ、息つく暇もないくらいの緊張感があります。
　難点としては、如何せん予備知識が必要不可欠なこと。登場人物や設定が複雑なのと、テレビシリーズで出てきた事件や人物が何の説明もなしに登場するので、知らずに観ると訳が分からず楽しさが半減しそうです。また、グロいシーンもかなり多いので、苦手な人には向かないかも知れません。
　とはいえ、〝これぞハードボイルド”と呼ぶにふさわしい、非常にスリリングで圧巻のストーリーではあります。
　「後悔するのには、もう飽きた。」
という倉木のセリフが印象に残る、そんな作品です。

本日公開！MOZUファンお待たせですね！
相変わらず面白い(^_-)新顔の松坂、伊勢谷も
いい味出してますね〜(^^;;たけしのダルマは
もう少し深く追い求めて欲しい感はありますね〜(ｰ ｰ;)
それにしても香川の主役食いは半沢だけではなくMOZUでも感じましたね〜(^^;;

シーズン1から似顔絵のみで登場し、その謎めいた存在に登場人物皆を恐怖させた「ダルマ」。見ているこっちも無機質なダルマの笑みに「なんか呪われそう、、」と寒気を覚えた人もいるのではないでしょうか。言わばこの物語の最重要人物です。実際にこの映画でもそういう存在であるべきでした、、ダルマとはどれだけ恐ろしい存在なんだろう。どれだけ目を背けたくなる人物なんだろう。見たくない、、でも見ないと終われない、、期待を膨らませて映画を待ち望んだ人は多いはずです。しかし

なんとCMや広告で、ダルマが映画を観る前から既に登場しているではありませんか笑。「おいおいおいおい！北野武かい！」と笑いましたよ。まぁ、妻と映画を観る約束はしていたので一抹の不安を覚えつつも見ましたが、やっぱりダメでしたね笑。少しただれたメイクをした「いつもの」北野武でした笑。ベッドに横たわるダルマは普通のおじいちゃんですし、私の期待したダルマ像とは遠くかけ離れているものでした。ベッドでは何本ものチューブに繋がれて欲しかったし、身体は腐りかけていて欲しかったし笑、特殊メイクも目を反らす程のものにして欲しかった。子供の臓器を使うなら（直接的な表現は避けるべきかと思いますが）もっと観客を恐怖させる描写の余地があったはずです。ホラー映画じゃないのは分かってますよ。でもさぁ、、散々ドラマでは似顔絵だけで引っ張っておいて、映画でもそれなりに引っ張らないとダメでしょう。。ヒガシの爆撃コントなんかいらないです。彼、お笑い担当ですかね？色んなことやり過ぎです、この映画。
とにかくCMや広告で真っ先にダルマを見せるなんて、「それはないんじゃないの」感ハンパないです。
スピンオフ含め続編はもう結構ですよ。

不死身とキャラかぶりのオンパレード。（キャラかぶりは上手い役者殺しで、もったいないったらないぞ！）そして香港ノワール風のシーンだらけ。シーンだけ見るとカッコいいよね。でもそのシーン必要か？と思ってしまうよ。ただ全体的には予想より面白かった。アクションシーンはそれぞれ見応え充分だし。だ〜け〜どもだけど、4点はあげられないなぁ。3.5点。ざんねーん。
続編、作っちゃう？やれるよね。不死身さん。

久し振りのレビューです。
自分はドラマも全部見て、ディレクターズ版も見たMOZUmaniaです。
MOZUの世界を堪能するために、比較的前のほうで見ました。
のっけからやってくれます。
んで、しょっぱなから「痛い、痛いぃいい～」って感じでどんどん話が進みます。
んで、CMでさんざんとり上げられていたシーンが出てきて、「あ、そういうことなのかあ～！！」となったり、「まじで、死ぬよな、一歩間違えたら」というアクションシーンが続き、緊迫したシーンでは「あああああ～っ！」と心の中で叫びます。
あっという間に話も進み、もう話しも終わりだと気づいたときの心の声が表題です。
テレビシリーズでもっともっと見たかった・・・

倉木はもちろんだけど
大杉があんなにタフだとは！
松坂君と池松君の格闘シーンが
一番見応えありました。

期待を裏切りませんでした！

『父と子の関係』がポイントになってました。母について全く描かなかったのは何故なんだろうなあ…と思ったり。

本当のことを知りたいという倉木の口癖。それを大杉は『それは、せめて同じ痛みを味わいたいっていうことなんじゃないか。』と解釈しているところが好きです。2人の友情とも同志とも違う関係。

システムが破綻したあとどんな世の中になったのか、その後の世界が見てみたいです。似たような人が現れ、結局世の中は変わらないのかどうなのか。まだまだ主要キャストは生きているから続きをみたい。でもドラマでいいかなあ。

役者の方々はみなさんそれぞれ輝いていて、さすがだなあという感じです。
西島さん香川さんの安定感、前半は彼の役者として新しい面のプロモーション？ってくらい挑戦されて役をこなし切った松坂さん、出演時間は短くても存在感ある池松さん、狂気と心の動きを見事に表現している長谷川さんなどなど…。
思ったほどビートたけしさんが出てこなかったのは意外でした。もっとだるまについて描いて欲しかったなあ。

一番印象的なのは東と倉木のシーンでした。東の変化が面白かったです。

映画だと時間が少ないので、ドラマでもっと細かな描写を観てみたかったなあ…というのが正直なところですが、大画面で観るMOZUはまたその良さがありました。