「靄がかった男女の仲」あの日のように抱きしめて yamayuriさんの映画レビュー(感想・評価)
靄がかった男女の仲
ヨーロッパの映画ってすっきりしないなぁ~と観てました。折角夫に出会えたのに中々口にだせない妻、妻にそっくりだと思いつつもいつまでも気付かない夫。しかし最後まできたら、それらは計算された映画だとわかりました。最後のシーンがいつまでも頭から離れません。夫がひくピアノの前でスピークロウを歌う妻。あまりに似ていると思いつつ腕につけられた収容所の刻印を夫が見た時。やっと本物だと気付き唖然としてしまい・・・。それで幕は降りるのですが、その後がどうなったのかとか、なぜ一緒に住んでいたユダヤ女性が自殺したのかとか、気になる所です。しかも妻似の女性と同居していたら普通は男女仲になるのに、やはり最初から遺産目当ての結婚だったのか?とか想像してしまうと悲しすぎます。それにしてもやはり、モヤモヤ感は残る映画でした。
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