君が生きた証
劇場公開日:2015年2月21日
解説
「ファーゴ」「マグノリア」などで知られる名優ウィリアム・H・メイシーが初監督を務め、死んだ息子が残した楽曲を歌い継ぐ父親と、その歌に魅了されたミュージシャン志望の青年が、音楽を通じて再生し、成長していく姿を描いたドラマ。やり手の広告宣伝マンだったサムは、大学生の息子ジョシュを銃乱射事件で亡くしてしまう。会社を辞め、荒んだ生活を送っていたサムは、別れた妻から音楽好きだったジョシュが残したという歌の歌詞とデモテープを受け取る。その曲を聴き、息子のことを何も知らなかったことに気付いたサムは、ジョシュの遺品でもあるギターを手に、場末のライブバーでステージに飛び入り参加する。そんなサムの演奏を聴き、感銘を受けたロック青年のクエンティンはサムを説得し、親子ほど年の離れた2人はバンドを結成することになる。
2014年製作/105分/G/アメリカ
原題:Rudderless
配給:ファントム・フィルム
スタッフ・キャスト
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2021年10月23日
Androidアプリから投稿
旧作ではあるが何かのオススメみたいので出ていたので鑑賞、、、
途中まではハートウォーミングな再生物語として観ていた、、、うーん、子供を亡くした親が立ち上がる物語、、、確かに「ありきたり」なストーリーか!?ところがところが終盤で「ん!?」
若さの激情の発露は親の知らないところで起きるものかも知れない、、、でも、「そこに」持っていくのは余りにも唐突で強引すぎる!!監督は最初からこの流れを作っていたのか!?衝動的にメッセージ性を加えたくなっただけなのでは、、、
ただ加害者側の視点ってありそうで無かったから画期的とも言えなくもない、、、
ただ息子の描写が無さすぎて唐突感だけが残り観客を置き去り、、、(^_^;)
2021年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
音楽が良いし、ストーリーも含蓄がありながら普遍的。
でもすごく重大なミスリードのせいで、後半からあんまり頭に入らなくなっちゃった。
つまり「そんな大事なことに気づかなかったって、俺が何か見落としてたの!?」って
気もそぞろになっちゃうっていう。
このミスリードって、よりセンセーショナルな演出ではあると思うんだけど
僕の場合に限っては逆効果だった。
他が良かっただけに、この1点だけが残念。
クエンティン役の人がすごく良い感じだったけど
調べてみたら若くして亡くなったらしい。
遺作も見てみようと思う。
ネタバレ! クリックして本文を読む
苦悩の末、間違いを犯してしまった息子と、息子の歌を通じて、心を通わせていく父。
この歌が認められることは、息子が認められた証であり、息子がしたことは、被害者やその家族、息子の周りの人物にとって許されざること。
ドラマティックに打ちひしがれない、ただ落ちていく父の姿が、とてもリアリティがあり、父親、息子、母親、元カノ、クエンティン、その誰にも感情移入することができる。
2020年1月18日
Androidアプリから投稿
見終えた頃お父さんを応援したくなりました!
序盤は何でという気持ち「必要以上にメディアに追い掛けられたりとか」
中盤ぐらいに理由が分かった時、ほんとに驚いたし考えされられた。ネタバレはしないが。
事件のことでお父さんは息子のことを理解出来ないまま終わりほんとに辛かったと思う。
ただサムとの出会いで息子と向き合いサムとの別れで新たな一歩歩き出す。
人間って気持ちを隠せるからほんとに難しい