「一緒にいると刺激を受けるの」ヤング・アダルト・ニューヨーク shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
一緒にいると刺激を受けるの
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映画「ヤング・アダルト・ニューヨーク」
(ノア・バームバック監督)から。
40代の熟年夫婦が、20代のカップルと知り合って、
いかに自分たちが、デジタル世界にハマっているか反省する。
そして、若い人たちと行動を共にしながら、
本当に大切なものは何かを、少しずつ気付いていく。
今の中年・高齢者たちは、必死にデジタル社会を取り入れ、
流行にも敏感でありたいと、SNSにも挑戦している。
それに比べ、若い世代は、デジダル・アナログを使い分ける、
そんなライフスタイルを楽しんでいるようだ。
それを象徴するように、画面にはいろいろなシーンが流れる。
中年層が、調べものもゲームもテレビも、ネットを活用し、
健康のためにと、トレーニングジムで汗を流す。
一方若者は、レコード、ビデオテープ、本、タイプライターなど、
良いものは、アナログでも工夫して使うし、
ゲームは大勢でワイワイできるボードゲームなども取入れる。
運動も、わざわざジムに行かず、外で仲間とバスケットボール。
そんな生活を垣間見て、熟年夫婦が同世代の友達夫婦に呟く台詞が
「一緒にいると刺激を受けるの」
刺激とは、何でも新しいものを受け入れることではなく、
縁がないと感じていた世代の人たちとのコミュニケーションかも。
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