劇場公開日 2015年11月20日

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「大人向け「しゃべくり劇」の良品。」Re:LIFE リライフ 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0大人向け「しゃべくり劇」の良品。

2016年3月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

久々(と言いながら実は出演作は観ていたね)ヒュー・グラントの魅力を再確認できた一本。

同じ畑で出てきていながらも、やはりギア氏との大きな違いを感じる。
単純に「演技が出来るか出来ないか」、根本的ながら一番大きな要素の違いだろうな。
役選び、ないしは配役の妙を生かすもそこ次第、本当に主人公が憎めないチャーミングな初老だったのが良かった。

脇を固める俳優陣も見事としか言いようのない布陣。
またそれをうまく生かす物語運びが良かった。
JKシモンズの裏切り方(「セッション」のあれはどこへ?笑)、そして何よりもマリサ・トメイは本当にイイ女だった。

それに加えて「しゃべくり劇」としての面白さが良い。
せりふの掛け合いの妙、そうは見えない会話劇がいちいち笑いを誘う。
脚本家が主人公と言うことでその会話も映画ネタが多いが(いやTシャツのビジュアルもか!笑)。
いちいちそのチョイスにセンスを感じたのは、本作の脚本家の妙技だろうな。
「だったら主役はチャニングとジョナ・ヒルね!」には、不覚ながら吹いてしまった、スミマセン。
(ロートルの主人公が微妙に判らなそうに流すのがまた!笑)

円熟の大人向けエンタメに加え、映画に詳しければいっそう楽しい作品。

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