アリスのままでのレビュー・感想・評価
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自分が自分じゃなくなる自覚って恐怖しかない……
Still Alice
ジュリアン・ムーアの演技がずっと気になってた作品で、やっと鑑賞できた。
若年性アルツハイマーの女性とその家族を描いた作品で、控えな演出ながらも、会話中の言葉やカメラアングルにより、ストーリーを際立たせている。ジュリアン・ムーアの演技は素晴らしく、症状が悪化していく様を完璧に演じきっている。
とてもストーリーは悲しい話だが、家族愛もテーマに暖かさも感じる作品で、泣けるシーンがたくさんある。特にアリスのスピーチは涙無しでは見れない。
ラストのシーンからクレジットまでの流れが個人的に完璧だと思った。エンディング曲のIf I had a boadもかなりマッチしてた。
思い出が消えてく事の切なさ
凄く考えさせられました
btvでの鑑賞
若年性アルツハイマーと、老人性認知症は違うのだろうか。
認知症の祖母を持っている私が思ったのは、まだまだ綺麗に描かれている所があると思った。
こちらが話をしていると、その一つの単語から昔の思い出話を永遠と繰り返してしまい、こちらが話したい事が伝わらないという日々。
私はその祖母から距離を置いてしまった。
母が1人で面倒を見ている。本当に母には頭が上がらない
家族だから看病できるって訳じゃない。
当人だけでなく近しい人々の精神まで苦しめてしまうのがこの病気だと思う。
スピーチのシーンは心に響いたが、綺麗に描かれすぎていて腑に落ちない所もあった。
ムーアの演技は素晴らしかった。
時の流れを感じる事ができてとてもよかった
最後はあれ?と思う終わり方だった。
何度もウルウルしてしまう
私も忘れる天才だけど忘れられないこともたくさんある。
なくすことは素晴らしい才能だと気づく一方で
失う記憶を選べないのは本当に悲しい。
でもね、病気で有ろうと無かろうと私たちは毎日闘って生きている。
悔しい、苦しむのではなく闘おう、それを教えてくれた映画です。
感動したシーンといえば、やはりスピーチの部分。
アルツハイマーを受け入れて戦い始めた頃のアリスのスピーチ。
備忘録として…
私はアルツハイマーです。
なくす技を日々習得しています。
方向感覚、物、記憶をなくしています。
私の人生は記憶に満ちています。
記憶は私の最も宝
夫と出会った日、自分で書いた教科書を手にした日
子供が産まれ友人ができ世界を旅した。
人生で蓄えた、努力して得た全てが剥ぎ取られていく。
想像通り、ご存知の通り地獄です。
私はまだ生きています。
心から愛する人がいてやってみたいことがある。
物を忘れてしまう自分に腹がたつけれど
喜びと幸福に満ちた瞬間が今もあるのです。
私は苦しんでいるのではない、闘っているのです。
かつての自分であろうと、世界の一部であろうと、もがいている。
だから瞬間を生きています。
瞬間を生きること、それが私のできるすべて。
なくす技が上達しても、自分を責めないで。
本当に辛い
アリスのままで…
記憶障害の作品は多々あって、結果は大体予想できるもの。だからこそ、俳優陣の演技が物を言うのではないだろうか。主演のジュリアンムーアは、そんな病気の“リアル”(自分を含め、リアルを感じる人は少ないだろう)を感じさせる演技だった。
人は、遅かれ早かれ、忘れてしまうもの。この作品は、そんな“忘れていく姿”を、主観的に・客観的に写している。
中でも、ジュリアンムーア演じるアリスの感情と表情の変化を目まぐるしく感じた。記憶が薄れていくにつれて、段々と、「無」の表情になっていくところに、記憶のリアリティがある。
題名の、'Still Alice' 「アリスのままで」は、誰かの願いを込めたのか、ずっと変わらない何かのことなのか、色々と考える。
決して、自分にありえない世界ではない。平凡だが、大切な人と過ごした時間や思い出を、今以上に強く抱きしめたいと思わせてくれる作品。
つきささる
悲しい。
アリスが自殺の段取りの動画を何度も見返して、それでも結局できなくて、最終的には自分がなにをしようとしているのかもわからなくなるシーンは本当に泣きそうになった。
しかも家族性アルツハイマーで遺伝するから、家族それぞれの思いを想像すると、とても辛い。
家族の愛の物語といいつつも、それぞれ娘や息子や夫がアリスとある程度の距離をとっていて、非常にリアリティがある。
つきささった。
癌より辛い面は確かにある。
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