アリスのままでのレビュー・感想・評価
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知的なアリスとその家族が美男美女だからなのか、内容が良いからなのか...
知的なアリスとその家族が美男美女だからなのか、内容が良いからなのか定かではないが大好きな映画。
若年性アルツハイマーが進行していく描写がリアルで、演技だということを忘れる。
ジュリアン・ムーアの名演は必見。
家族性アルツハイマーも辛いね
2024年1月1日
映画 #アリスのままで (2014年)鑑賞
若年性アルツハイマーを発症した言語学の大学教授が、徐々に自分が自分でなくなっていく恐怖と彼女を支えていく家族の絆を描く
言語学の教授が単語が出てこなくなるのは辛いだろうな
#ジュリアン・ムーア の鬼気迫る演技が素晴らしかった
やっぱり最後は愛だよね。
高学歴のエリート女性。子供も3人育て、旦那さんとの関係も良好。幸せを絵に描いたような家庭に、若年性アルツハイマーという病が襲った。
正直、もっと葛藤があるんじゃないのか、そして、病の進行の過程はもっともっと壮絶ではないのか。と思ってしまう。それがあって、最後の次女の言葉がもっと生きると思った。旦那が結局そばを離れていったことも、納得感出てるだろう。
進行が進んでいる過程で、招かれて話したスピーチはとても良かった。どんな病気でもこれくらい前向きな気持ちが大事だと思う。
若年性アルツハイマーになった女性とその家族の話。 家族に遺伝するも...
若年性アルツハイマーになった女性とその家族の話。
家族に遺伝するものもあるようで、自分が病気になっただけでも辛いのに、自分の子供にまで遺伝してしまうことを知った時にはどれだけ辛いだろうと、彼女の気持ちを思うと切なくなった。
進行が進むにつれて、ひとつひとつ忘れていく辛さ、家族とのコミュニケーションが難しくなってくる辛さ、周りのことも自分さえも何者かさえわからなくなっていく辛さ、そして怖さ。すごく伝わってきた。
そうした過程を演じたジュリアン・ムーアはすごかった。
彼女のまま、アリスのまま、そんなラストは余韻として、観てる側もいろいろ考えることができるし、良い終わり方だったと思う。
認知症を治す医学の発展に期待
ジュリアン・ムーアの演技力がすばらしく、だんだん認知症が進んでいくのがどれだけ怖いか理解できた。
最初はゆっくりとそして途中からはどんどん進んでいくつらさ。
トイレがわからなくなりお漏らしするシーンは恐怖さえ覚えた。
認知症と診断されたときはまるで出口のないMRIの入り口のようで
いまからどんどんMRIの中へ吸い込まれていき、自分は誰か、脚がどこにあるかわからず宙に浮き暗闇をさまよっていく感じであろうか?
本格的な高齢化社会を迎えている中、ますます認知症の人が増えている。老老介護はもはや当たり前になってきていてお金、時間、援助などいろんな犠牲のうえに成り立たっている。
認知症と理解してから病状が進んでいくのが良いか、わからないまま進んでいくのが良いかわからないが少なくとも記憶は宝物だと理解はできた。
何らかの形で記憶を書き留めていこうと思わせてくれた映画だった。
暗証番号やパスワードだけじゃなく記憶にとどめておきたいことを。
切ない💧
大学教授の女性50才が、若年性アルツハイマー病に罹ってしまうという話。
なんといっても原因が遺伝性なので、
防ぐことも回復の見込みできないという現実。
症状が進むと自分で死ぬことも出来ないし、
記憶が無くなってのに、ただただ生きていく現実。
他人事とは思えず、考えてしまいました。
アルジャーノンに花束をのオマージュ作品?
ダニエル・キイスの傑作SF「アルジャーノンに花束を」
主人公の白痴が、脳に手術を受けて、天才になり、やがてもとの白痴に戻ってしまう。という作品。「まごころを君に」として映画化もされた。
主役の名がチャーリーで、恋人の名はアリスだった。確か…
ストーリーもよく似てるし、何らかのつながりがあるとしか思えない。
ま、それはそれとして、
以後、ネタバレ
自殺未遂事件は、当然家族の全員が知るところとなったのだろう。映画では語られていないが、アリスには常に付き添いが必要になったことで明白だ。
そこでどんな悲劇が繰り広げられたか知る由もないが、少なくとも、アリス本人はそのことすらもう覚えていない。実に哀れな、結末である。
そして、夫が仕事のためにアリスを娘に託し、別れを告げる時の無念と溢れ出る愛情の涙。アレック・ボールドウィンの静かな演技が素晴らしい。
この作品の意義は、病気と戦ったアリスの、それでも失われない物ってなんなの?という問い掛けだろうか。
自分へのビデオレターに、「あなたはよくやった。悪くない人生だった。」とねぎらうメッセージ。仕事で大きな業績を残し、3人の子を育て、十分に養育し、今や二人の孫に恵まれ、持たざる者にすれば、羨ましいほどの成功を収めている。
そして、娘からの質問に答えるアリスの、「愛…愛について」朧気につぶやくセリフが、この映画が本当に伝えたいことを強烈に語りかけてくる。
知識や教養、地位や名誉より、最後に大切なのは…
いろんなものを失ったアリスが、最後まで失わなかったもの。
2016.6.23
癌なら恥ずかしくなかった
ジュリアンムーア扮する言語学者アリスハウランドは、講演の最中にふと止まってしまう事があった。よく物忘れしたりキャンパスで迷ったりしたので診断を受けた。学者先生としてのプライドや自信を真っ向から否定される様なアルツハイマーと言う結果を伝えられたアリス。本人はともかく、宣告された夫や子供たちもたまったもんじゃないね。理解する事さえ困難かもしれない。本人も現実を突きつけられ恐怖を感じているが、家族は慰めようもない。しかし、家族性アルツハイマーは遺伝する。謝られてもどうしようもない。癌なら恥ずかしくなかったと言う台詞は印象的だったな。自分の周りではこの病気は避けたいものだ。
若年性アルツハイマーで記憶を失っていく女性の話。
元言語学者で理知的な人だったからこそ自分を失っていくのは本当に辛かったんだろう。
ただ映画自体は割と淡々と進むので、あまり感情が揺り動かされることはなかった。
自分や家族もこうなるかもしれないと思うと怖い。 認知症老人と暮らし...
自分や家族もこうなるかもしれないと思うと怖い。
認知症老人と暮らしていた身からすると、とりあえずアリスくらいの程度だったらまだ対応できると思う。
The art of losing
知識を語彙を駆使して伝える大学教授、それも言語学の権威である主人公が言葉を失っていく
たくさん喋ってきた人は、認知症になっても喋りたいであろう、それを次女が寄り添う
演劇に没頭しその日暮らしの次女は、主人公の認知症が進む前に言い合いになった時に、「私は今幸せ」と言う
主人公は、娘の将来を案じていたが、自分が今を生きることになる
こころに残る台詞
自分のことを語る演説が全てこころに残る
Please do not think that I am suffering. I am not suffering. I am struggling. Struggling to be a part of things. Stay connected to who I once was. So living in the moment I tell myself. It's really all I can do. Live in the moment. And not beat myself up too much. And not beat myself up too much for mastering "the art of losing"
次女が最後のシーンで読む詩は後で読み返すとこころに残る
Nothing’s lost forever. In this world, there’s a kind of painful progress. Longing for what we’ve left behind, and dreaming ahead. At least I think that’s so.
最後に残ったものに救われる
今の私にはよくわからないのかも。
祖母と義理の母が痴呆でした。
よく映画で痴呆になると虚な目でボーッとしてるのをよく目にしますが、そんな感じではないので今ひとつ私にとってはリアルに感じられなかった。。
すいません。
身につまされてしまう。リアル!明日は我が身。
50才で若年アルツハイマーになる大学教授、ジュリアン・ムーアの映画です。
5年前に映画館で観た時はまぁまぁかな…と思ってたのですが、今夜観たらやたらと泣ける。
ワインのせい?
それとも、自分の歳と近くなったから?
正直、以前よりかなりリアルに感じた。
だんだん色んなことを忘れ、自分が自分でなくなっていくことは、恐怖だと思います。
まず子供返りしていった後、徐々に人格が壊れていき、老け込み、無感動・無表情になっていく様子を、ジュリアン・ムーアが見事に演じていました。
悲しくも、支える家族の愛が眩しい映画。
そう、記憶は、宝物。
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