「共感はできなかった残念な一本」罪の余白 talkieさんの映画レビュー(感想・評価)
共感はできなかった残念な一本
クリックして本文を読む
他に依る術がなく、最後の最後に思い切った「捨て身」の採証方法によらざるを得なかったのだと言いたかったのだとしても、こんな、およそ「ありえへん」ような尻尾の掴み方が結末というなら、あまりに「お安く」ないでしょうか。
是非もありません。
肝心の「落ち」が、これでは、どうにもならないというのが、偽らざる心境です。
せっかく被害者の父(安藤)を心理学の専門家と設定したのですから、真の加害者=黒幕と目される彼女(咲)を、心理的テクで追い詰めて「なんぼ」だったと思います。
(それが、周囲に人がたくさんいるコンビニの真ん前で、大の大人の男が、女子高生を殴りつける…では、何をか言わんや)
評論子には(評論子にも?)、少しも共感(感情移入)ができなかった、残念な一本でした。
コメントする