「面白いんだけどモヤっとする」ハイヒールの男 青空ぷらすさんの映画レビュー(感想・評価)
面白いんだけどモヤっとする
海兵隊アガりの最強刑事は実は性同一障害で、身も心も“女”になりたいと願っていたのだが…という物語。
主人公ジウクを演じるチャ・スンウォンの長身と長い手足を生かしたアクションは素晴らしいし、さすがは韓国映画という湿度の高いバイオレンス描写も良かった。
詳しいわけではないので、ハッキリとは言えないけど性同一障害をしっかり調べて誠実に描こうという意思は感じ取れるし、実際に“男性社会”の被害者としての主人公の性を時にコミカルに、時に繊細に描いている。
ただ、それだけにあのラストシーンをどのように解釈すればいいのか、モヤモヤしてしまう。
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