「伏線回収100点満点の優等生映画、だけど作品ファンからすると....」トイ・ストーリー4 凉さんの映画レビュー(感想・評価)
伏線回収100点満点の優等生映画、だけど作品ファンからすると....
映画公開日、1回目早朝で観てきました。
トイストーリーは1995年。当時私は4才。トイストーリー2は当時9才、トイストーリー3は19歳。そして今は28歳。トイストーリーと共に成長した非常に思い入れの強い作品です。1、2は当時まだビデオテープで、両親に買ってもらったトイストーリーをビデオテープが巻きついて壊れるまで弟と何回も観ました!
3は自分で働いたお金でDVDを買い何回も何回も観ながら4の公開がいつか来るのを待っていました!
ピクサー映画のシリーズ物は伏線回収に非常に特化していて、さっきのあのシーンって?あの時のあれって?など全ての疑問点を全て綺麗に解決して映画を終了させます。
それだけに、トイストーリー作中のテーマでもあった
「玩具は子供の成長と共に忘れられ何れ捨てられてしまう」そのテーマを今回4はああいう形で結末にしたのかなと思います。
1.2.3.とアンディの玩具達チームが沢山活躍して皆と共に困難やちょっとした大冒険を乗り越えてきたシーンが大好きでした!
しかし、4は、1.2とあまり出番のないボーがいきなり主役のようにストーリーの6割を閉めています。
どことなくバズのキャラがぶれているようにも感じてしまうし、1.2.3のキャラクター達それぞれが活躍するのではなく、新たな新キャラクターが次々登場し、ほぼ出番がウッディのみなのも少し残念でした。
「玩具は何れ忘れられ捨てられてしまう。だったら.......」
というそこに重きを置いて作られたという見方でこの4を鑑賞したら、勇敢で最近のディズニーヒロインの風潮でもある強く気高く美しい女性という姿に変わったボーがとても魅力的〜とか、自分で作った玩具が動くの凄いーとか、ダッキーバニー可愛い〜とかそういう全ての理想を抜きにして、トイストーリーシリーズを知らない人でも楽しめるとは思います。
あともう一個言うなら少々、予告で映像を見せすぎかな〜と思います。もう少し秘密で映画館でビックリのがいいと思います。。
と、トイストーリーヲタクの私個人は厳しい批評で申し訳ない。私のレビューが厳しい批評になってしまったばっかりに、もしこれを観た人がトイストーリーを観に行かない!なんて事になったら困るので1ヶ月半過ぎてレビューを書きました。
しかし、ウッディの結末には涙がとまりませんでした