「観た後にいろいろ考えると」トイ・ストーリー4 D垢🔰 Dオタ 海派さんの映画レビュー(感想・評価)
観た後にいろいろ考えると
まず最初に映画を観た直後の感想は他の方と同じようにう〜ん微妙だったな〜と思っていました。しかし微妙だったがゆえにいろいろ考えてみました。この映画で皆さんが評価を低くしている理由の一つにボニーがウッディのことを使わないことや忘れていることなどが挙げられますがまずここに関して考えてみました。今まで持ち主であったアンディはウッディを一番のお気に入りとしてきました。ウッディはボニーのところに行くまでは一番のお気に入りしか体験したことがないんです。それが今回は持ち主の一番のお気に入りではなくなってしまったのです。でも一番のお気に入りではなくてもあそこまで他のおもちゃと差別されるのはおかしいと思ったのですが、おそらく今回の映画の冒頭のシーンはこの部分の伏線だったのではないかと思いました。映画の冒頭で外で遊んでいたアンディが雨が降ってきて家に戻った時外にRCを忘れてきてしまったのです。どんなおもちゃも大切にしているおもちゃたちにとって完璧なアンディですらもおもちゃを忘れてきていることに気がつかなかったのです。これだけではただ単にうっかり忘れてしまったのかもしれませんがボーが他の持ち主のところ行く時ウッディはボーを助けに行きました。ボーはどこかへ行ってしまいましたが、そのあとおもちゃを確認したアンディはウッディがいないことに気づいたのですRCをわすれたことに気づかないのに…
ボニーの元ではこのウッディの代わりがフォーキーなんです。さらにトイストーリー2を思い出すとウィージーというキャラクターがいたことを覚えていますか?このキャラクターはアンディが持ち主の時棚の上に埃をかぶって置かれていたんです。これもボニーでいうウッディなのではないでしょうか。持ち主が変わればおもちゃたちの価値だって変わると思うんですよね。それにボニーは女の子ですしジェシーのことを気に入ってるのも仕方ないと思います。
ボニーに関することはこんな感じでかんがえてみました。
アンティークショップの話での腹話術の人形たちのシーンは若干ホラーでしたがギャビーギャビーは1、2、3の中で登場した悪キャラの中でも子供と遊びたいという深い願いがあり泣ける部分もありました。
最後の結末に関してはボイスボックスをギャビーギャビーに渡す時になんとなく予想がつきましたおもちゃとしての自分を捨てて広い世界に旅立つウッディの決断はとても重いものに感じました。
僕個人の感想としてはかなり良い作品になっていたと思います。いろいろなところに込められた伏線やメッセージを探しながらもう一度観ると全然違った作品になると思います。