「低評価の意味がわからない」トイ・ストーリー4 Sinichiroさんの映画レビュー(感想・評価)
低評価の意味がわからない
50代 男性 会社員です。
7月13日に近くのシネコンで見ました。
想像以上に深いストーリーで、グイグイ引き込まれました。
驚いたことに、当レビューの評価は意外と低いですね。
その多くは、前作からのファンで、期待していたのと違う、という理由のようです。
私は、本作は1995年に1を観て以来だったので、大人向けのストーリーに手放しで感動しました。
おもちゃの使命は、主人である子供を楽しませる事と考え、我が身を厭わずリーダーシップを発揮するウッディ。(現在は、今の主人であるボニーにはあまり気に入ってもらえていない。)
かつてのウッディの仲間で、アンティークショップを飛び出し、今は特定の主人を持たないボー。
ボイスプレーヤーの不良のため、ずっとアンティークショップで、理想の子供との生活を夢見るギャビィギャビィ。
現実世界にも良くある、リアリティのあるキャラクター設定。
ウッディのボイスプレーヤーで、不良を直したギャビィギャビィが、子供から「いらない」と言われる場面は、残酷さに思わず息を呑みました。
しかし、皆んなでアンティークショップを出た事で、それぞれの人?生は拓けます。
新しい場所で、自分の居場所を作るのは怖いもの。
しかし、新しい場所に行くことが、自分を求めてくれる子供たちに会うためには時として必要なのだと、この映画は示唆していると思いました。
おもちゃにとっての子供にあたるものは、観る人それぞれにとって違うと思います。
会社員の私は、子供=会社または仕事と思って見ました。(笑)