「考えさせられるストーリー」トイ・ストーリー4 tatuyaさんの映画レビュー(感想・評価)
考えさせられるストーリー
エンディング途中のオマケ映像で、ボニーが作ったナイフのおもちゃが「なんで生きてるの?」とフォーキーに問いかけ、フォーキーが「なんでだろう?」と返すシーンがありました。このシーンが妙に印象に残っております。
若者に対するメッセージなのかもしれないと思いました。アメリカでは社会問題にもなっている事について、訴えかけているのかもしれません。
本編ではウッディがフォーキーに対して「君はゴミじゃない、」「ボニーには君が必要なんだ」と繰り返し説得しついには自分が必要なのだと自覚し、ゴミになろうとしなくなります。
一方でウッディも自分に対し、暗示をかけるように「ボニーには俺が必要だ」と発言します。しかし、物語終盤で生き方が一つではない事を経験したウッディは心変わりし、バズの一言に背中を押され、自分の新しい生き方を選択します。
この物語を通して「君たちには必要としてくれている人がいる。一歩外に出てみて、沢山の人が君の事を仲間として受け入れてくれるハズだよ。」「生き方は一つじゃない、誰かに決められた運命(食事を取る為に作られた使ったら捨てられる先割れスプーン、こどもを楽しませる事こそが仕事であり、それが唯一であり運命と思っているウッディ)ではなく、自分の生きたい道を選んでも良いんだよ。」というメッセージが込められているのではないかと思いました。
生きる意味。単純なようで難しい問いです。
ただ、少しだけだけど見つかったような気がします。
新しい世界に踏み出すのは誰だって怖いけど、その時にまたこの映画を見直して勇気をもらいたいと思います。