「シリーズ最低の作品」トイ・ストーリー4 RYOさんの映画レビュー(感想・評価)
シリーズ最低の作品
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シリーズ最低の作品。
ウッディの新たな一面を描くのであれば、ボニーがウッディをクローゼットに入れて蔑ろにしている理由などをしっかりと説明しなければならないと思います。理由がまったく描かれていないですし、新たな考えを4として描くには描写不足です。あのままでは「ボニーのおもちゃへの扱いってそんなものだったの?」と不信感にしかなりません。アンディが3のラストでウッディをボニーに託すのを躊躇して、それでも”ボニー”なら大切にしてくれる、と思い渡したのに、渡さない方が良かったと思ってしまいます。与えられた役割からの解放、を描きたいのであれば、そこに至る過程をもっと丁重にする必要がありますし、それを描く為に制作が”ボニーがウッディを蔑ろにする”という設定を無理やり入れたようにしか思えません。そもそも”与えられた役割からの解放”というテーマは、ディズニーが現代社会の人間界の課題を取り入れたものですので、”おもちゃ”という存在で主張するのは難しいですし、トイストーリーでやる必要はないと思います。トイストーリーという題名の通り、トイストーリーはおもちゃのストーリーです。人間界と同じ問題を全て当てはめるのは無理がありますし、おもちゃならではの儚さがないと人間と同じです。おもちゃである必要がありません。私の意見としては、本当のトイストーリーだとは思えませんでした。
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