「これは酷いな」トイ・ストーリー4 くるりんさんの映画レビュー(感想・評価)
これは酷いな
3がすごい好きで正直すごく期待して見に行きました。
ただ見終わってガッカリしました。
ガッカリしたことを以下にまとめます。
①活躍するメンバーが新キャラばかり
冒頭にレックス、ポテトヘッド夫妻など初期からのメンバーや3で加わったメンバーが出てきますが、本当に活躍が少なく、いつもの協力している感がありませんでした。昔からの主要メンバーなのにセリフが一つもないようなキャラがあまりにも多かった。
②敵キャラの敵キャラに徹しきれてない感
今回女の子のおもちゃのギャビー・ギャビーが敵キャラとして出てきますが、途中で仲良くなったり、最終的にはウッディ側が助けているような描写があり、1.2.3に比べるとハラハラするところが全くなく、物語全体としてヌルい。
③バズの役に立たない感
ウッディの相棒としてどんな時も協力してきたバズが自分の内なる声などとよくわからない根拠を頼りに動いていたため、全くの役立たずだった。バズってこんな奴だっけ?って思ってしまった。
④ボーのバックグラウンド
1.2で登場したボーが今回活躍していましたが、印象は大きく変わっています。しかしその理由がぼかしてあり、あまり共感できず、よくわかりませんでした。
⑤ウッディの選択
今回ここが賛否両論となっており、ファンからは一部非難がありますが私も納得できませんでした。今まで持ち主を大事にしてきたウッディがボニーの元を去るということはボニーだけでなく、アンディすらも否定している気がします。しかも理由がボニーの元では一軍のおもちゃになれなかったということがアンディの元では常に一軍だったウッディにとってプライドを傷つけたというものなのでした。結局自分勝手なウッディに見えて本当にショックでした。仮にボニーの元を去るのであれば遊園地で遊んでくれた女の子(骨董店の孫)がウッディを強く必要としていて、その子の元に行くというストーリーであればまだ納得できたかもしれません。ただウッディの強いプライドとボーとの恋愛を選んだ選択に見せたのがよくなかったのだと思います。また①にも書いたメンバーとの別れのシーンがあまりに短かったことがウッディの選択を理解する間もなく物語を展開されてしまった。