「賛否両論の賛 これはウッディが幸せになる為の物語」トイ・ストーリー4 さわーいさんの映画レビュー(感想・評価)
賛否両論の賛 これはウッディが幸せになる為の物語
〜全体〜
新キャラがどれもキャラ立ちしていて始めから終わりまで飽きる間を与えてくれない作品です。ご覧になる際はぜひ4DXで!最後の某シーンで某新キャラが、4DXの技術をふんだんにムダづかいするところは爆笑しましたw
旧キャラの活躍が少し少なめ、オモチャの持ち主の女の子のセリフに「ウッディ」という台詞が一度も出てこなかったこと(これは終盤への伏線ですけど)が少し残念だったので、星1つ減らして星4にさせていただきました。
〜終盤を踏まえた所感〜
ウッディはオモチャなんだ、という考えを変えられない方は見ない方がいいかも。1〜3の世界観を持ったままの方が幸せという考えだってあると思いますし。
でも、ウッディは友だちなんだ、と思える方には是非見てもらいたい。ウッディに特別な思いを持っているあなたにとって、ウッディが幸せになる為の物語は、きっと胸に響くものがあると思います。
なおウッディ最後の決断について、仲間の判断や振る舞いに違和感がという声もありますが、日々のウッディのことをずっと観ていたからこそ、その決断を受けいれたのではないでしょうか。
〜賛否両論について〜
ウッディの最後の決断が賛否両論の要因と推定した上での意見となります。
本作のレビューを観ていると、ふと会社を転職していく人に対して「あんなに良くしてやったのに裏切られたよ」「あいつはどこにいってもダメだな」などと陰口をこぼす人、逆に「おつかれ、次もガンばれよ!」「また呑みにでも行こうや!」と応援する人に二分化するという構図を連想してしまいました。
この差はどこからくるかというと、自分が培ってきた「固定観念」の強さだったりするのかなと思います。
過去、こうした「固定観念」が生きる上である程度必要な時代はあったと思いますが、この先は変化が激しくなる一方の時代。自他に限らず「変化」を受け入れる姿勢が大事になってきます。
自分は、ウッディの決断もまた1つの「変化」と捉えました。それを受け入れるか、受け入れないかは、作品を最後まで観たあなたが決断することだと思います。