「1.2.3が好きな人にはキツイ展開」トイ・ストーリー4 なぁさん。さんの映画レビュー(感想・評価)
1.2.3が好きな人にはキツイ展開
24年前からトイストーリーのファンです。
恐らく試写会の感想なのか、既に評価が低くて。
そこは賛否両論があるから……と思いネタバレは踏まずに公開初日、いま、みてきました。
結論からいうとショックでした。
私の中でのウッディは仲間思いで、猪突猛進で、誰よりも子供の幸せを願っていて、みんなで一緒にいることを誰よりも望んでいた。
と、思っていました。
4のウッディは私がいままでみてきたウッディなんだろうか
未だににわか信じられません
結論から言うとウッディはボニーのおもちゃでは無くなりボーピープと迷子のおもちゃになることを選択します。
冒頭から、ボニーはたくさんのおもちゃに囲まれながら楽しそう。
だけど、ウッディはクローゼットから出して貰えない。
遊んでもらえないウッディは劣等感があるなかで、
ボニーが楽しく幼稚園に通えるように奮闘します。
今作の新キャラクター、フォーキーを助ける奮闘激の途中で、久しぶりのボーピープが登場。
確かにボーピープとはお互い特別な感情が見え隠れする間柄として書かれてはいました。
フォーキーを助けるため
そして、最初はヒールとして書かれてるギャビーギャビーを助けるためウッディは奮闘します。
仲間を見捨てない
困ってるぬいぐるみに手を差し伸べる
そんなウッディらしいシーンが続きます。
フォーキーを助けて、ギャビーギャビーも助け、
さぁ、ボニーと家に帰ろうというときウッディは困ります
ボーピープと離れたくないから。
ボーと離れバズの方に向かうウッディ、その雰囲気を察したバズはこう言います。
もう大丈夫だから。ボニーは。
それをきいてウッディはボーと生きる決心をしてみんなとは別の道に進みます。
悲しかった。
いつまでもみんなで一緒にいるのだとおもってた。
まさかウッディがみんなと離れてボーピープと一緒になるなんて思わなかった。
ボニーが遊んでくれないからもうふっきれてたのかな。
だったらアンディは3でボニーにウッディをあげないでほしかった。
ボニーに大事にされていないウッディにも悲しかったし、それを悟っているウッディが可哀想でしかたなかった。
ウッディの幸せは子供に愛されて、大切にされて、みんなに頼られて、そういう風に思っていたので。
そんな自分の今の立ち位置をわかっていても、ボニーのために奔走してるウッディをみるたび辛い気持ちになった。
かなしすぎて、暫く立ち直れない。
ここまで描きましたがよいところをあんまりかけなかったので追記します。
まずはやはりお金がかかっているのか絵がきれいでした。
ボーの陶器の肌とウッディのソフビ(?)の質感がでているのがすごくいい
風景もきれいで最初の雨のシーン、アンティークショップの天井
、移動遊園地。
あと個人的にコンセントタップとかの上にほこりが積もってるのも好き。
もともとを言えばバズが一番好きだった私は、
ウッディはバズに「なにがそんなに自分を突き動かすのか」聞かれた時に、曖昧に心の声、とこたえていてそれに対してバズが自分のプリインストールされている音声を心の声だとおもって、それに対して動いていること
バズの良いところが全面にでていました。
好きだなぁ。
色々な評価をみて、みんなの愛に涙がでたけど、
ウッディの幸せを説いている方をみて、たしかにそう考えたら
今回の結末でもよかったのかもしれないとも思いました。