「ムスリムの濃いコーヒー」特捜部Q 檻の中の女 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ムスリムの濃いコーヒー
応援を待たずに捜索に踏み込んだ容疑者宅で銃撃を受け、カール自身も重傷、仲間の一人が殉職、もう一人ハーディも再起不能の重傷を負った。殺人課には戻れないという決定により、カールは未解決事件の資料整理を行う「特捜部Q」に左遷させられた。そこで相棒となったのがムスリムのアサドだった。
5年前に自殺したとされるミレーデ議員。解離性障がいを持った弟ウフェと一緒にいたはずだが、弟がレインコートの男と一緒にいたという証言を見つける。自殺にしては遺体も見つかってないわけだし、5年前の捜査が雑すぎ・・・
鍵となるのが自閉症の弟ウフェ。ミレーデが事件前にスウェーデンの会議に出席したときの男が浮上する。参加者名簿からあたってみるとスウェーデンのバイオ企業社員だったが、彼はすでに死亡。出身の孤児院から辿り、ようやくデンマークのラセという男を見つける。
犯人とミレーデの幼少期の交通事故。加圧器に閉じ込められて監禁生活というおぞましい光景。復讐者というより偏執者だったわけだ。美人さんだったし、二人はワンナイトも経験。犯人側の回想シーンも織り交ぜてのミステリーだったけど、基本はカールとアサドのバディもの。アクション控え目、推理力増し増しで北欧独特のミステリー感が肌に突き刺さってくる。執念対執念といったところか。
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