「謎は動機」特捜部Q 檻の中の女 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
謎は動機
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「ドラゴン・タトゥーの女」が面白かったので同じ脚本家というキャッチに釣られて鑑賞。
こちらは性的な異常さはないものの暗く陰湿な犯罪ものであることは風土的なお約束なのでしょう。特命係ならぬ特捜部と称しているが担当はたった二人、仕事も未解決事件の捜査資料の整理係、そんなつまらん仕事はまっぴら御免と独自に再捜査を始める二人。主人公の相棒がイスラム系というのも珍しい、以前は倉庫係だと言っていたがところがどうしてなかなかの切れ者で頼れる存在。上司が憎まれ役というのもこの手の物語ではお約束なのでしょう。
変っているのは進行中の捜査に事件当時の再現ドラマが適宜挿入される手法、普通は推理内容をセリフで説明するのだが主人公を寡黙で無愛想に設定したのでてっとり早く映像にしたのでしょうか、慣れない内は別の話かと戸惑った。(次作では”○○年前”のスーパーが入った)
ミステリーなのに観客には割と早く犯人が明かされる、むしろ動機が最大の謎ということでしょう、後は観てのお楽しみ。
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