「老いには勝てないのか…」龍三と七人の子分たち 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
老いには勝てないのか…
笑える所もあるんだけど…総じて「薄ら寒さ」が目立った一本。
北野映画をクサすつもりは無いけれど、近作で感じた回顧感、時代と乖離した感覚が非常に気になり乗り切れず。
海外で同年代の監督がなお鋭意を持って映画を作っていることを、考えずにはいられなかった。
演出も特に目立つ点もなく。
老人達も「七人」を冠する割にキャラ立ちが弱く、物語自体にも魅力の薄く。
折角の老優大集合故に、年輪から滲む毒がまだあれば…
なんども聞いた昭和の小咄を今更見せられても…
老いにも時代にも向いていない、煮え切らない思いばかりが残る作品。
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