グッド・ストライプス

劇場公開日:

グッド・ストライプス

解説

「森崎書店の日々」の菊池亜希子と、NHK連続テレビ小説「花子とアン」で注目された俳優・中島歩が、「できちゃった婚」することになり、結婚の準備を進めていく中で、それまで知らなかった相手のルーツを知っていくカップルを演じたラブストーリー。若手女性監督の岨手由貴子が、オリジナル脚本で現代的な男女の結婚事情を描いた。ともに28歳の緑と真生は、交際を始めて4年。すでにマンネリ状態になり、お互いに心の中で別れることも考えていたが、その矢先、緑の妊娠が発覚。行きがかり上、結婚することになるが、生まれも育ちもこだわりも全く違う2人は、一緒に住むことになっても揉めてばかりで……。

2015年製作/119分/PG12/日本
配給:ファントム・フィルム
劇場公開日:2015年5月30日

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(C)2015「グッド・ストライプス」製作委員会

映画レビュー

3.5男は、妊婦が苦手(というか嫌い)。

2015年8月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

現在、第二子を妊娠中。最近すっかり付き合いのよくなった、第一子をお供に鑑賞しました。自分も授かり婚ということもあり(年齢はかなり上ですが…)、予告を観て気になった作品です。 正直、共感できるとするか、いただけないと切り捨てるか、一晩つらつら考えてもすっきり定まりませんでした。…むしろ、それがある意味、この作品の愛すべき持ち味なのかも、と感じています。 妊婦目線で言うと、いくらなんでも緑がいつまでもスレンダー過ぎるし、終盤までミニスカートを履いているのはちょっとどうかなと思いました。 うーん、リアル、と思ったのは、真生の緑への接し方。私事に戻りますが、第一子妊娠時に比べ、びっくりする(気力がなくなる)ほど、夫が冷たいというか、クール。おいおい、もっと妊婦を大事にしろよ、と言いたくなりましたが、いかんせん体調不良の波が続く妊娠初期。情緒不安定を悪化させるばかりで、グッドとは言い難いストライプスが続いていました。 そんな折、もやもやを上司にグチったところ、「それは仕方ないですね。そもそも、男は妊婦が苦手というか、嫌いです。見た目悪いし、近寄ると八つ当たりされるし、自分への気遣いはゼロになるし、動物的だし。だいたい、生物学的に、妊婦に恋愛感情を抱いても無意味ですよね。」「夫としては、第一子みたいに浮かれていられないという気持ちとか、結局は産めない男はカヤの外、という気持ちがあるんですよね。」…とあっさり言われ、その説得力に思わず脱力、唖然としてしまいました。 そうなんです、きっと、男性は妊婦が苦手なんです。そう正面切って言える状況は、今どき皆無ですが…。 と、感服しすぎて沈黙していたら、上司はショックのせいと誤解したらしく、「とはいえ、苦手・面倒だからと言って切り捨てられない。やっぱり大切な存在、愛おしいという気持ちはあります。」「おもしろくないこと満載ながら、大きく逸脱する度胸も持てないままに、妻の妊娠期間をやり過ごすのが大抵です。そして怒涛の出産、育児に突入していけば、否応なしに夫婦の連帯感は強まりますよ。」と言い添えていました。これもまた、ふむふむでした。 そんなことを踏まえると、真生のぼさっとした言動が、とても納得がいきます。緑への気遣いゼロ(三つ子の魂…で、荷物だけは持ってあげるけれど。)なところ、子どものようにいじけるところ、昔の同級生にクラッとしておきながら…なところ。などなど。 タイトルが示すとおり、人はそう容易く変わるわけではなく、無理に折り合う必要はないじゃないか、というところがこの物語の肝。音楽もほとんどなく、淡々と進みますが、この監督さん(お名前は何とお読みするのか…せめてチラシやポスターには、振りがなをつけてもよいのでは?)、お若いのに「間合い」がとても上手いなと感じました。重すぎず、軽すぎず。ちょっとくすぐられるような絶妙の加減です。とはいえ、時の流れや関わりを重ねる中で、それぞれに少しずつ変化はある。そんな過程も丁寧に拾っています。中でも、側溝に落下した緑が、真生を逆に励ますシーンや、父から式への欠席を告げられた真央に微笑むシーンは、自由奔放なだけじゃない、今どき女子のどっしり感が出ていて、心あたたまりました。 脇も個性豊か。いけすかない真生の友人たちや、影が薄いままの緑の父母など、いただけない・物足りないところは幾つかありますが、その一方で愛すべき面々も。個人的には、小憎らしいのにどこか愛敬がある、緑の姉がとてもよかったです! プラス、亀と犬も、見かけ以上にいい味を出していました。 (犬はさておき、亀が映画界でブームの兆しなのか⁈) それからそれから。最後の式のシーンは、新鋭監督応援!を感じさせる豪華エキストラで楽しかったです。特に、すでに酒が入った感のある陽気な親戚のおじさん風(いかにもいそう!)の篠原哲雄監督が最高でした。加えて、緑の姉は大はしゃぎ、店の同僚は落ち込んでいたり(気があったのか…)など、芸の細かさを感じ、心地よい余韻を味わえました。 出産まで引っ張らない、潔い幕切れも好みです。

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cma

3.5いろんなことに直面して解決したり折り合いをつけたり

2023年3月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

レンタル110 普段は見ないラブストーリー棚にあったのを 何気なく手に取って気になった あのこは貴族の監督だし 主役の男優は仙台出身で偶然と想像とかいとみちとか オラが最近見る映画によく出てくるし 女優の方の整った顔立ちが好みだし この女優はもっとブレークしていいように思うが なんかこういうテイストが好きだ 予期せず妊娠してそれをきっかけに結婚することになり 相手の家族とか友達と関係ができたり過去のことを知ったり 自分を振り返ったり いろんなことに直面して解決したり折り合いをつけたり それでいいんでないかと 50を過ぎて思う オマケ映像で予告編も観たができがよすぎる 過不足なく語っている

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北枕寝二

4.0「身近」で「等身大」で「リアル」

2022年3月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

キャスト陣が皆シンボリックな俳優でなかったのが良かった様に思えました。 穏やかで優しく時間が流れる感じがとても好感持てました。凄く良かったです。

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tuna

3.5出来婚

2022年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

主人公カップル(菊池亜希子、中島歩)は付き合いが長く、マンネリ化で別れようとした途端、子供が出来てしまう。 女のほうが迂闊なタイプで、産まざるを得ないので結婚しようとなる。 そうなってみると、お互いのことを殆ど知らないことに気付く。 何気ないシーンの連続だが、面白くて集中することに。

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いやよセブン