「日本、日本人は、当時調子に乗りすぎていた」杉原千畝 スギハラチウネ 藤崎敬太さんの映画レビュー(感想・評価)
日本、日本人は、当時調子に乗りすぎていた
杉原千畝の美談、それはそれとして、こういう最前線の国際情勢を熟知し、
先見性を持つ優秀な外交官は、当時もいたと思う。
印象に残ったのは、ラスト近くの、杉原と、大島駐独大使の会話。
結局、日本は、国際情勢の現実を都合のいいように捉え、指導者層の
判断が甘かったと言わざるを得ない。
だが、そこには、煽るマスコミ、戦勝報道に熱狂する国民もいたことを忘れてはいけない。
私は戦争関連本を100冊以上は読んだと思うが、A級戦犯とされた人たちだけに
先の大戦の罪を被せてはいけないのだ。当時の政治家も世論は無視できなかった。
マスコミの報道のままに流され、大局を見なかった国民にも大きな責任はある。
数年前のコロナ騒動も、同様、煽るマスコミ、流される国民。
構図は変わっていないと、感じる。
マスコミには、大局と大義を、忘れないでほしいし、
我々国民は、自分の頭で考えることが必要だ。
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