「話の中心はなんなのか。」杉原千畝 スギハラチウネ ニョロさんの映画レビュー(感想・評価)
話の中心はなんなのか。
杉原千畝という人が,多くのユダヤ人を救ったという史実は有名だ。この映画を見て,それはごく一部の話で、この時代の外交官は,スパイと同じようなことをしていたのだと初めて知った。どこまで史実に忠実なのかはわからないが、もっと上にこの諜報活動がきちんと伝わり、生かされていたら違う結果もあったのではと思った。
そして,映画の中でこれを取り上げたために、ユダヤ人を救おうとする彼の心の動きや葛藤があまり描かれず、ちょっと感動が薄れてしまった気がした。
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