「命懸けの外交術」パリよ、永遠に チャドさんの映画レビュー(感想・評価)
命懸けの外交術
シンポジウム試写会にて鑑賞。
1944年、ヒトラーによる「パリ破壊」を命じられたコルティッツ将軍と、愛するパリを守るスウェーデン総領事ノルドリンクとの多くの命をかけた外交物語。
まるでひとつの絵画のような美しい街・パリを愛する気持ちは同じだというのに、二人がそれぞれ背負う命の重さも、立場も、使命も全部違う。
その端々にせまる緊張感が83分という短さを、長く、重く、色濃く、そしてあっという間に終盤へと迎えてくれた。
途中、2人のあまりに高度な会話のやり取りに、白煙をはきそうなぐらいついていくのに必死な私の脳みそがいたけれど…(ーー;)
全体的にとても面白かった。本当の外交ってのは、ただ握手するだけでなく、命懸けの仕事なんだなってしみじみと思った。
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