ヴィンセントが教えてくれたことのレビュー・感想・評価
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泣けた
ヤラレタ!!(笑)
《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
前のアカウントの削除や取り消しもできないので、
これからは「星のナターシャnova」
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子供と老人と言う構図で、落ちは解っていたんだけど
ここまでとは〜〜
本当の優しさや本当の強さや
色んなモノを内包してるヴィンセントじいさん!
お金にセコいのも、ちゃんとそれなりの訳があって
ギリギリのところで人物像が破綻して無いところが
流石な脚本だな〜〜と思う。
『St. VINCENT』と言う原題に繋がる部分はちょっと
やり過ぎ感があったけど〜〜
その後の、
事情はそれぞれ違って、それぞれが問題も抱えているけれど
心が通じ合える人同士が、1つの食卓を囲んで補い合って生きる。
私の一番好きなパターン。
そのテーブルにあの子までいるなんて〜〜〜
ああ、ヤラレタ〜〜(涙)
ラストは良い。
ヒューマンドラマ
そんなに偏屈だと思わないのは自分も偏屈だから…?
セリフのセンスがめちゃくちゃ良い。
皮肉が効いている感じが好き。
オリバーが言うには大人っぽ過ぎる、というかプレゼン力は年齢の割にすご過ぎる気もするが。
「お前はオレの何を知っているのか」と何回か言うように、表面と内面は違っていて、人を理解して受け入れていく過程が描かれている。
最後の食事シーンは、多様性が現れていて、映画内での描写が積み上がっていることからも幸福感を感じる。
セリフや写真や表情から、作品内で語られていないことを想像できるのも良い点だと思う。
時折見えるヴィンセントのいい人描写があり、ラストの説得力も十分と思う。
シートベルトや食事のくだりもそうだし、8年間毎週はただただすごい。
"夜勤の人"ナオミ・ワッツは最近こういう役が多い気がするが、演技力高いなと思う。猫とのやり取りから人柄が滲み出ているな。
お前はオレの何を知っているんだ!?
主演は主人公にあらず、の映画でした。
ワルのオヤジ、といっても悪党というわけではなく、酒とギャンブルで身を持ち崩してしまって一文ナシの、そう、いわばダメオヤジが主役の映画。彼が、隣家に引越ししてきた母子家庭の男の子を引き受けるというお話です。
最初のうち、一瞬、これは「カラテキッド」か、とも思いますが、子供を鍛えるシーンはごくわずか、したがってなぜこの子供が学校のワル連中と五分の友達になれたかという点について、ほとんど謎のままで話はどんどん進行してしまいます。
もっとも、早い話、この映画の主人公はこの子供なんですけどね。
どんな人でも、悪い部分、暗い部分に目をつぶり、光があたっている面だけを見るように心掛けている少年の人生観こそがストーリーのキモです。
そのような少年に出会ってしまったダメオヤジも、自分の良い面にだけ光を当ててくれる少年の出現のおかげで、ハッピーエンドを迎えます。
ま、それだけの話なんですが、隣近所で泣いている観客が何名もおいでになっていて、つまり誰かに自分を投影できれば楽しめる映画なんだろうなと思います。
私は、投影する相手がおらず、従って冷静に映画を観察してしまい、冷えてしまったわけですが。
安娼婦役のナオミ・ワッツの芸の幅の広いことには驚きました。
ダイアナ妃から安娼婦まで演じられる名女優の、次回作にも期待したいと思います。
Further On
ベルモントパーク競馬場の場面。
800倍の三連単を当てるが貸し元が見張っている。
喜びを抑えてオリバーとふたりでスったroleをする。
そのときBronze Radio ReturnのFurther Onがかかる。
大金をレジ袋に入れるとスローになって駐車場へ走る。
さびのところで曲がオンになる。
Lead your way
Sing your song
Moving everyday
Going further on
銀行への雪辱をはらし、ふたりはバンダナしてサングラスかけてアイスクリームなめながらコンパーチブルでドライブ。酒場で鼻突き技ダンス。しばしの満ち足りた時。
繰り返し見た。
ゆるい。でもぬるくはない。
快適な映画だった。
豊頬のJaeden Lieberherを、このあと成長を追えるほど諸処で見た。聡明で清潔感あふれ優しくてスラリとしている。adorableが抜けても余裕で生き延びる子役出身者だと思う。さいきんJaeden Martellに改名したようだ。
ロクでもない人生に祝福を
物語としては少年とジジイ、それぞれの成長と絆みたいな感じ。
主人公のヴィンセントは飲む・打つ・買うのまさしくクズ野郎だし、
少年・オリヴァーは虚弱っぽい雰囲気。
正直、典型的な構図なことは否めない。
なんだけど、キャラクターに血が通ってるというか、
ビル・マーレイ(ヴィンセント)がほんとに自然で
すげー煙たがられてるんだけど、みんな本当に嫌ってるわけじゃないっていう。
ちょうどいい塩梅の愛嬌みたいなのがすごく良かった。
そんでいろいろとヴィンセントのクズっぷりを見せつけられた後の、あの発表会。
もうそれまでダメさに向いていたベクトルが、一気に愛おしさに向かうというか
ある意味で報いられてこなかった彼の善さが、力いっぱい肯定されるというか。
まぁ要するに泣かずにはいられなかったってシーンで、すげーよかった。
いやー思いがけずずっと記憶に残るような名作に出会っちゃったなあ。
【ほろ苦き日々を少しのユーモアと優しさを携えて生きる。見知らぬ街に越して来た少年の隣人は偏屈な“聖人”だった。】
ービル・マーレイの”デッド・パン”演技、炸裂作品。-
■沁みたシーン は数々あれど・・。
1.ヴィンセントの隣家に越して来た、マギーとオリヴァー(ジェイデン・マーテル:今作の素晴らしき演技により、その後の快進撃が始まった魅力的な若手俳優である。)との最初の最悪の出会いのシーンからの、ヴィンセントがオリヴァーの面倒を見る事になるシーンへの流れ。
ーさり気無く、ヴィンセントの優しさが仄めかされる。マギーから時給を貰うけれど・・-
2.オリヴァーを苛める子供達へのヴィンセントの態度と、オリヴァーに”技”を教えるシーン。そして、その”技”が苛めっ子たちに炸裂するシーン。そして、苛めっ子たちとの垣根は消える。
ー男だったら、売られた喧嘩は買わなくてはいけない・・。-
3.ヴィンセントがオリヴァーに”技”以外に教えた事。
・”あの女の人は誰?By オリヴァー”
”夜の女・・。一番正直にお金を稼ぐ人だ・・By ヴィンセント”
・競馬
”男だったらチマチマ賭けるな・・”
・バーでの酒の嗜み方と男のやせ我慢の仕方
4.ヴィンセントがオリヴァーに教えなかった事。
・認知症の妻が入院している施設に足を頻繁に運び、(医者の服装で・・)優しく話かけ、要望を聞く。
8年間、妻の服を黙って、洗濯する。
ーヴィンセントがどこか寂しげな表情を漂わせたヒネクレタジジイになった
理由が少しだけ分かる。-
・ロシアの娼婦”ダカ”(ナオミ・ワッツ)のお腹の子供の父親。
<”私の周囲の聖人”というテーマで、オリヴァーがヴィンセントの一生をスピーチする場面は、実に心に沁みる。
又、独りで暮らして来たヴィンセントの家がいつの間にか綺麗に掃除され、”皆”で食事をするシーンもとても、良い。
エンドロールでヴィンセントがボブ・ディランと”デュエット”で歌う”シェルター・フロム・ザ・ストーム”がこの素晴らしき映画の余韻に実にマッチングしている作品でもある。>
許す心
ヴィンセントが教えてくれたこと
はちゃめちゃやりながらも、人生訓を語ったりするかと思いきやヴィンセ...
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