「泣けた」ヴィンセントが教えてくれたこと うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
泣けた
日本だったら、授業参観で、子供が親について赤裸々に書き綴った作文で、最後に「そんなお父さんが僕は大好きです」なんてまとめられて、ボロ泣きする西田敏行的な視点の映画ですね。
人生も終着点が近く、何もかもが上手くいかない。
もしかしたらお金で全部解決するんじゃないかと思える部分をさらけ出し、「老い」「借金」「人付き合い」なんかから全部逃げ出し、誇張もせず淡々と描き出したヴィンセントという人物像を、子供の視点を通してあぶりだしていく。
「最高の人生のはじめ方」「リトル・ミス・サンシャイン」「グラン・トリノ」なんかが好きな人にはお勧めの映画です。
2016.10.3
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