「ジイさんと少年の友情」ヴィンセントが教えてくれたこと Natsumiさんの映画レビュー(感想・評価)
ジイさんと少年の友情
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ベビーシッター代目当てに、
隣に越してきた少年オリバーの面倒をみることになった、ろくでもないジイさん、ヴィンセント。
酒に溺れ、喧嘩をふっかけ、本当にろくでもない。
でもなぜかウマが合うオリバーを競馬に連れて行って一発大当たりしたり、バーに連れて行って「自分で注文しろ!」と檄を飛ばしたり。
ヴィンセントなりに、いろいろ教える。
しかしやっぱりヴィンセントはろくでもなく、おまけについてないらしく、借金取りに殺されかけるわ、脳梗塞で倒れるわ、踏んだり蹴ったり。
そしてそのゴタゴタの間に、生きがいとも言える、最愛の妻を亡くしてしまう。
そんなヴィンセントの生き様をずっと見続けたオリバーは、彼こそが英雄だと、学校のスピーチコンテストで彼を讃える。
彼らは「友達」以上の深い絆で結ばれていた…というストーリー。
ヴィンセントのろくでもなし感、貰えるものは貰っとけ、悪いのは世間だ。
時間が経つにつれて、ただの横暴なジイさんに見えなくなってくる。
歳を重ねているぶん、たくさんあったんだなぁと。
隣にシングルマザーの親子が引っ越してくるだけで、こんなに人生が変わるだなんて、ヴィンセントも思ってなかっただろうに。
しっかり笑える、心温まる話でした。
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