「背負ってる」ヴィンセントが教えてくれたこと Eeyoreさんの映画レビュー(感想・評価)
背負ってる
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始まりはまるでコントのようなビンセントの日常から描かれ、それで充分に彼を知った気になるけれど、人ってそんなに簡単じゃないんだと痛感する。
彼が子守りをするオリバーの母・マギーが泣きながら自分の日々、夫、子供について語り、ヴィンセントを非難する場面もあるけれど、そうなのだ。と思う。皆、自分の傷や自分の重荷で精一杯なのだ、大切な物をどう守るかで精一杯。
原題から物語の行方は途中から充分に予測もつくし、見えるけれど涙が出るのは何故だろう・・・それは、やはりヴィンセントを演じるビル・マーレイの存在感だろうか。
スポンジのように全てを吸収する子供は怖い存在だれど、子供も子供でしっかり考えている、戦っている、そして、精一杯背負っている。
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