「クソったれのお話」ヴィンセントが教えてくれたこと SHさんの映画レビュー(感想・評価)
クソったれのお話
キレイにまとめあげられ、涙することでしょう。しかし、あくまでどうしようもない野郎の話であることは間違いありません。
現代アメリカの一面を切り取った映画であることは間違いないと思います。これが真実を表現しているかどうかは論じるべき映画ではないかもしれませんが、こうやっていろいろな問題を抱えながら幸せを掴んでいくんだろうなぁと認識できたような気になっています。
そもそもこの映画はコメディー映画であるわけで、社会的要素とは切り離して見るべきものかもしれません。しかし扱われている背景が現代社会をリアルに反映しているが故に、多少なりとも現代アメリカなるものを想起してしまいます。
ストーリーや展開はかなり面白いと思います。長さや時間という概念を忘れながら、終幕を迎えることができたことが、何よりの証拠だと思っています。特に脚本が優れていたのではないかと思いました。ヒアリング能力が完璧ではない自分が言うのも憚れますが...英語が完璧であったらなぁとこれほどまでに思った映画はなかったように思います。英語が堪能な方は、ぜひ試してほしい作品です。
It is what it is.
A lady of the night
聞き取れた英語で印象的だったフレーズです。つまり、そういった映画だということです。
そしてラストの曲はじんわり一緒に歌いました。
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