「リンゴの詩」Mommy マミー よろこびのうたさんの映画レビュー(感想・評価)
リンゴの詩
カナダのミュージックボックスと言う感じの作品でした。
メッセージがあり、一見、社会性があるようですが?
カナダのミュージックシーンに見られる。ただ、明るく前向きに未来を生きようと言うよりも、文句や主張して、踏ん張って、未来を勝ち取ろうと言う重い内容の映画でした。
主演の母親は、
オープ・ニングでは、太陽の恵みを受けたリンゴをもぎ取りますが、ラストには、虫がかじって落ちてくるリンゴを待つ身に転じています。
黒澤明監督のように、自然の採光を活かしているシーンは、とても美しいので、評価を高めるのに一役かっているのでしょう?やはり、内容に関わらず映画に美しさは欠かせません。
ただ、ストーリーは、一昔前の暗く重い内容でした。
映画の中で出てくる近所の弁護士が、「君たちに必要なものは、角度を変える事だ…」というセリフがありますが、正に、この映画に感動する考え方をする皆さんは、今の考え方の角度を変える必要があります。
どんな人間も選択は必ず自分自身でしています。責任転嫁をやめて、自分で選択している自覚をもって、悲劇を喜劇に作り替えて下さい。
ある意味、反面教師的な作品でした。
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