劇場公開日 2015年4月25日

  • 予告編を見る

「リンゴの詩」Mommy マミー よろこびのうたさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5リンゴの詩

2015年7月15日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

カナダのミュージックボックスと言う感じの作品でした。

メッセージがあり、一見、社会性があるようですが?

カナダのミュージックシーンに見られる。ただ、明るく前向きに未来を生きようと言うよりも、文句や主張して、踏ん張って、未来を勝ち取ろうと言う重い内容の映画でした。

主演の母親は、
オープ・ニングでは、太陽の恵みを受けたリンゴをもぎ取りますが、ラストには、虫がかじって落ちてくるリンゴを待つ身に転じています。

黒澤明監督のように、自然の採光を活かしているシーンは、とても美しいので、評価を高めるのに一役かっているのでしょう?やはり、内容に関わらず映画に美しさは欠かせません。

ただ、ストーリーは、一昔前の暗く重い内容でした。

映画の中で出てくる近所の弁護士が、「君たちに必要なものは、角度を変える事だ…」というセリフがありますが、正に、この映画に感動する考え方をする皆さんは、今の考え方の角度を変える必要があります。

どんな人間も選択は必ず自分自身でしています。責任転嫁をやめて、自分で選択している自覚をもって、悲劇を喜劇に作り替えて下さい。

ある意味、反面教師的な作品でした。

コメントする
よろこびのうた